江戸川区南篠崎町にあるキリスト教会です

日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2007年7月11日祈祷会(ヨハネ黙示録14章、新しい歌を歌う)

投稿日:2019年8月21日 更新日:

1.新しい歌を歌う

・竜と配下の獣は3年半の間地上で活動することを許された。教会に対する迫害は激しくなり、人々は捕らえられ殺されていく。しかし、ヨハネはその地上の現実の只中で、キリストがエルサレムの丘に立たれるのを見た。
―黙示録14:1「私が見ていると、見よ、小羊がシオンの山に立っており、小羊と共に十四万四千人の者たちがいて、その額には小羊の名と、小羊の父の名とが記されていた」。
・メシアがシオンの丘に立たれるとは、古代の預言者たちが見た救いの日の幻である。その幻が今成就した。
―ヨエル3:5「しかし、主の御名を呼ぶ者は皆、救われる。主が言われたように、シオンの山、エルサレムには逃れ場があり、主が呼ばれる残りの者はそこにいる」。
・天上では新しい歌が歌われる。主は不義をただし、正しい者を救われると。
―黙示録14:2-3「私は、大水のとどろくような音、また激しい雷のような音が天から響くのを聞いた。私が聞いたその音は、琴を弾く者たちが竪琴を弾いているようであった。彼らは、玉座の前、また四つの生き物と長老たちの前で、新しい歌の類を歌った。この歌は、地上から贖われた十四万四千人の者たちのほかは、覚えることができなかった」。
・信仰者は地上の現実が厳しく救いがないように見えても、そこに希望を見ることが出来る。何故ならば、天では既に救いの業が始まっていることを知るからだ。キング牧師の「私には夢がある」という説教はその信仰を示す。
―キング・私には夢がある「今日の、そして明日の困難に直面してはいても、私にはなお夢がある。・・・ジョージアの赤色の丘の上で、かつての奴隷の子孫とかつての奴隷を所有した者の子孫が同胞として同じテーブルにつく日が来るという夢が。私には夢がある。今、差別と抑圧の熱がうずまくミシシッピー州でさえ、自由と正義のオアシスに生まれ変わり得る日が来るという夢が。・・・私には今夢がある!いつの日にかすべての谷は隆起し、丘や山は低地となる。荒地は平らになり、歪んだ地もまっすぐになる日が来ると。そして神の栄光が現れ、全ての人々が共にその栄光を見るだろう」(1963年8月「ワシントン大行進」でのスピーチ、彼は1968年4月4日、暗殺されて死去、39歳)。
・偶像崇拝という姦淫を犯さず、イエスに従った者たちの名は命の書に書き込まれ、救いに数えられる。
―黙示録14:4-5「彼らは、女に触れて身を汚したことのない者である。彼らは童貞だからである。この者たちは、小羊の行くところへは、どこへでも従って行く。この者たちは、神と小羊に献げられる初穂として、人々の中から贖われた者たちで、その口には偽りがなく、とがめられるところのない者たちである」。

2.裁きの時が来る

・三人の天使が現れ、最初の天使は福音を伝える。神は人の滅びではなく、救われることを望んでおられると。
―黙示録14:6-7「私はまた、別の天使が空高く飛ぶのを見た。この天使は、地上に住む人々、あらゆる国民、種族、言葉の違う民、民族に告げ知らせるために、永遠の福音を携えて来て、大声で言った「神を畏れ、その栄光をたたえなさい。神の裁きの時が来たからである。天と地、海と水の源を創造した方を礼拝しなさい」。
・第二の天使は裁きが獣=バビロンに臨み、権勢を誇るローマ帝国が滅ぼされることを伝える。
―黙示録14:8「別の第二の天使が続いて来て、こう言った「倒れた。大バビロンが倒れた。怒りを招くみだらな行いのぶどう酒を、諸国の民に飲ませたこの都が」。
・その時、獣を拝した者も共に倒される。だから悔い改めよと天使は叫ぶ。
―黙示録14:9-11「別の第三の天使も続いて来て、大声でこう言った「だれでも、獣とその像を拝み、額や手にこの獣の刻印を受ける者があれば、その者自身も、神の怒りの杯に混ぜものなしに注がれた、神の怒りのぶどう酒を飲むことになり、また、聖なる天使たちと小羊の前で、火と硫黄で苦しめられることになる」。
・不義は正され、正義が回復されるゆえに、主に結ばれて死ぬ人は幸いだと言われる。迫害の死も、戦火の中の死も、若くして病に倒される死もまた幸いだ。主は彼の無念を知り、慰められるからだ。
―黙示録14:13「私は天からこう告げる声を聞いた「書き記せ。今から後、主に結ばれて死ぬ人は幸いであると」。“霊”も言う「然り。彼らは労苦を解かれて、安らぎを得る。その行いが報われるからである」。
・収穫のために鎌が地上に入れられる。良い実を結んだ麦は刈り取られ、天の穀倉にしまわれる。
―黙示録14:14-16「天使が神殿から出て来て、雲の上に座っておられる方に向かって大声で叫んだ「鎌を入れて、刈り取ってください。刈り入れの時が来ました。地上の穀物は実っています」。そこで、雲の上に座っておられる方が、地に鎌を投げると、地上では刈り入れが行われた」。
・悪い実を結んだものも収穫されて、神の怒りの絞り桶に入れられ、踏まれ、血を流していく。
―黙示録14:17-20「天使は、地に鎌を投げ入れて地上のぶどうを取り入れ、これを神の怒りの大きな搾り桶に投げ入れた。搾り桶は、都の外で踏まれた。すると、血が搾り桶から流れ出て、馬のくつわに届くほどになり、千六百スタディオンにわたって広がった」。*1600スタディオン=4×4×100、地の四隅まで、全世界までの意味。

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