今週の説教
2024年11月17日説教(エレミヤ32:6-17、国の滅亡の中で土地を買う)
1.土地を買えとの主の命令 ・紀元前597年、エレミヤの預言通り、北のバビロニヤ帝国の軍隊がユダ王国を占領し、王や指導者1万人人がバビロニヤに捕囚とされました。第一次バビロン捕囚です。しかしこの時には、ダビデ王家はゼデキヤにより継承が許され、またエルサレム神殿も無傷で残されました。王と神殿がある限り、人々は国の回復と神の保護を期待することが出来ます。従ってこの時、ユダの人々は本気では悔い改めず、エジプトを頼って反乱を起こし、そのユダ王国に再度バビロニヤ軍が押し寄せます(10年後の前589年です)。バビロン軍は大軍をもってエルサレムを包囲していましたが、その中でエレミヤは王宮の獄舎に捕えられていました。彼がバビロニヤ軍の勝利を預言し、ゼデキヤ王は捕囚とされると預言したからです。 ・「ユダの王ゼデキヤの第十年・・・その時、バビロンの王の軍隊がエルサレムを包囲していた。預言者エレミヤは、ユダの王の宮殿にある獄舎に拘留されていた。ユダの王ゼデキヤが『なぜ、お前はこんなことを預言するのか』と言って、彼を拘留したのである。エレミヤの預言はこうである『主はこう言われる。見よ、私はこの都をバビロンの王 ...