江戸川区南篠崎町にあるキリスト教会です

日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2006年4月5日祈祷会(?テサロニケ3章、祈りの共有)

投稿日:2019年8月21日 更新日:

1.祈りの助力

・パウロは今、コリントで伝道しながら、テサロニケの教会へ、手紙を書いている。彼はテサロニケの人々のために祈りながら、彼らも祈ってくれる事を求める。
−?テサロニケ3:1-2「兄弟たち、私たちのために祈ってください。主の言葉が、あなたがたのところでそうであったように、速やかに宣べ伝えられ、あがめられるように、また、私たちが道に外れた悪人どもから逃れられるように、と祈ってください。すべての人に、信仰があるわけではないのです」。
・何故なら、コリントのパウロもまた、ユダヤ人からの迫害の中で伝道していたからだ。「すべての人に、信仰があるわけではない」、主の言葉は抵抗に合わずに走ることはない。困難の中で、彼は祈りの助力を求めていた。
−使徒行伝18:5-13「パウロは御言葉を語ることに専念し、ユダヤ人に対してメシアはイエスであると力強く証しした。しかし、彼らが反抗し、口汚くののしった」。・・・ガリオンがアカイア州の地方総督であったときのことである。ユダヤ人たちが一団となってパウロを襲い、法廷に引き立てて行って 『この男は、律法に違反するようなしかたで神をあがめるようにと、人々を唆しております』と言った」。
・困難にもかかわらず、そこでも救われる人々が出た。主の民がそこにいたからだ。
−使徒行伝18:9-11「ある夜のこと、主は幻の中でパウロにこう言われた『恐れるな。語り続けよ。黙っているな。私があなたと共にいる。だから、あなたを襲って危害を加える者はない。この町には、私の民が大勢いるからだ』。パウロは一年六か月の間ここにとどまって、人々に神の言葉を教えた」。
・2006年度、私たちの教会は「地域に福音を」を掲げて教会形成を行う。篠崎の地は、伝道が難しい地だと思う。しかし「主は真実な方だ」、この地には「主の民が大勢いる」、「神の愛とキリストの忍耐」が私たちを伝道に導く。
−?テサロニケ3:3-5「主は真実な方です。必ずあなたがたを強め、悪い者から守ってくださいます。そして、私たちが命令することを、あなたがたは現に実行しており、また、これからもきっと実行してくれることと、主によって確信しています。どうか、主が、あなたがたに神の愛とキリストの忍耐とを深く悟らせてくださるように」。

2.怠惰な生活をする兄弟たちのために祈る

・テサロニケの一部の人々は、「再臨が近いのだから、こんな事をしている時ではない」として、働かないで寄宿していた。パウロはそのような兄弟から離れよと勧める。
−?テサロニケ3:6-7「兄弟たち、私たちは、私たちの主イエス・キリストの名によって命じます。怠惰な生活をして、私たちから受けた教えに従わないでいるすべての兄弟を避けなさい。あなたがた自身、私たちにどのように倣えばよいか、よく知っています。私たちは、そちらにいたとき、怠惰な生活をしませんでした。」。
・福音が教えるものは、主が働かれたように、あなたがたも働けということだ。パウロ自身は、自分で働いて自活しながら伝道していた。それは教会の人々に迷惑をかけないためであった。
−?テサロニケ3:8-9「また、だれからもパンをただでもらって食べたりはしませんでした。むしろ、だれにも負担をかけまいと、夜昼大変苦労して、働き続けたのです。援助を受ける権利が私たちになかったからではなく、あなたがたが私たちに倣うように、身をもって模範を示すためでした」。
・「働かざる者、食うべからず」という有名な格言はパウロの言葉から来る。しかし、パウロは『働かないものは食べてはいけない』といったのではなく「働きたくない者は食べてはいけない」と怠惰を戒めている。
−?テサロニケ3:10-12「あなたがたのもとにいたとき、私たちは、『働きたくない者は、食べてはならない』と命じていました。ところが、聞くところによると、あなたがたの中には怠惰な生活をし、少しも働かず、余計なことをしている者がいるということです。そのような者たちに、私たちは主イエス・キリストに結ばれた者として命じ、勧めます。自分で得たパンを食べるように、落ち着いて仕事をしなさい」。
・怠惰な生活をしている者を戒めよ、場合によっては関りを断て、しかしそれは排除するためではなく、愛するためだ。彼もまた「主にある兄弟姉妹なのだ」。パウロは彼が共同体に戻る事を願っている。
−?テサロニケ3:13-15「兄弟たち、あなたがたは、たゆまず善いことをしなさい。もし、この手紙で私たちの言うことに従わない者がいれば、その者には特に気をつけて、かかわりを持たないようにしなさい。そうすれば、彼は恥じ入るでしょう。しかし、その人を敵とは見なさず、兄弟として警告しなさい」。
・信仰の違う人たちを私たちは排除する。彼らは誤りを正されるべきではあれ、敵ではない。排除ではなく祈れ。
−ローマ14:15「あなたの食べ物について兄弟が心を痛めるならば、あなたはもはや愛に従って歩んでいません。食べ物のことで兄弟を滅ぼしてはなりません。キリストはその兄弟のために死んでくださったのです」。

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