江戸川区南篠崎町にあるキリスト教会です

日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2005年12月28日祈祷会(ピリピ2章、教会の一致を祈るパウロ)

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1.ピリピ教会における不一致

・ピリピ4章を読むと、ピリピ教会にも不一致があったことが読み取れる。具体的には、教会の二人の婦人の間に争いがあったようだ。信仰心に優れ、パウロを支えてくれた人でさえ、不和を抱える現実があった。
−ピリピ4:2-3「私はエボディアに勧め、またシンティケに勧めます。主において同じ思いを抱きなさい。なお、真実の協力者よ、あなたにもお願いします。この二人の婦人を支えてあげてください。二人は、命の書に名を記されているクレメンスや他の協力者たちと力を合わせて、福音のために私と共に戦ってくれたのです」。
・だからパウロはピリピ教会にも書く「主にあって一つになり、私を喜ばしてください」と。
−ピリピ2:1-2「あなたがたに・・・キリストによる励まし、愛の慰め、霊による交わり、慈しみや憐れみの心があるなら、同じ思いとなり、同じ愛を抱き、心を合わせ、思いを一つにして、私の喜びを満たしてください」。
・キリストに従う決意をしたのに、何故分派や分裂が起こるのか、それはまだ肉の人だからとパウロは言う(?コリント3:3-4)。「あなたがたは既にキリストに出会っているのに、何故変わらないのか」とパウロは問う。
−ピリピ2:3-5「何事も利己心や虚栄心からするのではなく、へりくだって、互いに相手を自分よりも優れた者と考え、めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。互いにこのことを心がけなさい。それはキリスト・イエスにもみられるものです」。
・他人を裁き、憎み、排斥する。それはキリストが為されたことなのだろうか。キリストが何をされたのかを改めて考えなさい、キリストは神であられたのに人となられ、十字架に至るまで従順であられたではないか。
−ピリピ2:6-8「キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした」。
・十字架に至るまで、へり下られたからこそ、神はキリストを高めて下さった。それなのに、何故あなたがたはへり下ることが出来ないのかとパウロは言う(参照:?ペテロ2:21-25)。
−ピリピ2:9-11「このため、神はキリストを高く上げ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました。こうして、天上のもの、地上のもの、地下のものがすべて、イエスの御名にひざまずき、すべての舌が『イエス・キリストは主である』と公に宣べて、父である神をたたえるのです」。

2.共に喜ぶものとなりなさい

・教会内の不一致は神の望まれることではない。不平や理屈を言う事をやめ、従順でありなさい。
−ピリピ2:12-14「いつも従順であったように、私が共にいるときだけでなく、いない今はなおさら従順でいて、恐れおののきつつ自分の救いを達成するように努めなさい。あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです。何事も、不平や理屈を言わずに行いなさい」。
・あなたがたは光の子とされたのだ。だから光として生きなさい。あなたがたのために私は死んでも良い。共に喜びなさい、これこそがイエスの教会のしるしなのだ(参照:ローマ12:14-16)。
−ピリピ2:17-18「信仰に基づいてあなたがたがいけにえを献げ、礼拝を行う際に、例え私の血が注がれるとしても、私は喜びます。あなたがた一同と共に喜びます。同様に、あなたがたも喜びなさい。私と一緒に喜びなさい」。
・パウロは獄中にあって動けないため、弟子テモテをピリピに送る。テモテを暖かく迎えて欲しい教会に頼む。テモテは自分のためではなく、キリストのために生きている。だから、彼に習いなさいと。
−ピリピ2:19-22「私はあなたがたの様子を知って力づけられたいので、間もなくテモテをそちらに遣わすことを、主イエスによって希望しています。・・・他の人は皆、イエス・キリストのことではなく、自分のことを追い求めています。テモテは・・・息子が父に仕えるように、彼は私と共に福音に仕えました」。
・更にパウロはエパフロデテを教会に執り成す。エパフロデテはパウロに仕えるために派遣されたが、病気になって失意の内にピリピに帰る。「彼を暖かく迎えて欲しい。彼は主の為に頑張ったのだ」とパウロは思いやる。
−ピリピ2:25-30「エパフロディトをそちらに帰さねばならないと考えています。彼は私の兄弟、協力者、戦友であり、また、あなたがたの使者として、私の窮乏のとき奉仕者となってくれましたが、しきりにあなたがた一同と会いたがっており、自分の病気があなたがたに知られたことを心苦しく思っているからです。・・・主に結ばれている者として大いに歓迎してください。そして、彼のような人々を敬いなさい。私に奉仕することであなたがたのできない分を果たそうと、彼はキリストの業に命をかけ、死ぬほどの目に遭ったのです」。

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