江戸川区南篠崎町にあるキリスト教会です

日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2006年2月15日祈祷会(ヨシュア記7章、アイ攻略の失敗)

投稿日:2019年8月21日 更新日:

1.アイ攻略の失敗

・エリコの攻略は成功し、イスラエルは勢いのままに、隣のアイの攻略に向かう。勝利におごったイスラエルはアイ攻略には、軍の一部しか振り向けない。全力で当たる必要はないと判断した。
−ヨシュア記7:2-3「ヨシュアはエリコからアイへ数人の人を遣わし、『上って行って、あの土地を探れ』と命じた。アイはベテルの東、ベト・アベンの近くにあった。彼らは上って行ってアイを探り、ヨシュアのもとに帰って来て言った。『アイを撃つのに全軍が出撃するには及びません。二、三千人が行けばいいでしょう。取るに足りぬ相手ですから、全軍をつぎ込むことはありません』」。
・ところが簡単に勝てると思ったアイ攻略は無惨な失敗に終わる。
−ヨシュア記7:4-5「民のうちから約三千の兵がアイに攻め上ったが、彼らはアイの兵士の前に敗退した。アイの兵士は、城門を出て石切り場まで追跡し、下り坂のところで彼らを撃ち、おおよそ三十六人を殺した」。
・「約束が違うではないですか」、敗れたヨシュアは神に泣き言を言う。
−ヨシュア記7:7-9「ああ、わが神、主よ。なぜ、あなたはこの民にヨルダン川を渡らせたのですか。私たちをアモリ人の手に渡して滅ぼすおつもりだったのですか。私たちはヨルダン川の向こうにとどまることで満足していたのです。主よ、イスラエルが敵に背を向けて逃げ帰った今となって、私は何と言えばいいのでしょう。カナン人やこの土地の住民は、このことを聞いたなら、私たちを攻め囲んで皆殺しにし、私たちの名を地から断ってしまうでしょう。あなたは、御自分の偉大な御名のゆえに、何をしてくださるのですか」。
・ヨルダン川の奇跡を見、エリコの劇的な陥落を見たのに、一度負けると、神に対する信仰は揺るいでしまう。エジプトから助け出された民も、エジプト軍が追跡してくるのを見たとき、同じように泣き言を言った。
−出エジプト記14:10-11「イスラエルの人々が目を上げて見ると、エジプト軍は既に背後に襲いかかろうとしていた。イスラエルの人々は恐れて主に向かって叫び、またモーセに言った。『我々を連れ出したのは、エジプトに墓がないからですか。荒れ野で死なせるためですか。一体、何をするためにエジプトから導き出したのですか』」。
・失敗には原因がある、失敗するとしたら私たちの責任だ。それを知れと神は言われる。
−ヨシュア記7:10-12「立ちなさい。なぜ、そのようにひれ伏しているのか。イスラエルは罪を犯し、私が命じた契約を破り、滅ぼし尽くしてささげるべきものの一部を盗み取り、ごまかして自分のものにした。だから、イスラエルの人々は、敵に立ち向かうことができず、敵に背を向けて逃げ、滅ぼし尽くされるべきものとなってしまった。もし、あなたたちの間から滅ぼし尽くすべきものを一掃しないなら、私はもはやあなたたちと共にいない」。

2.イスラエルの罪の償い

・くじを引いたところ、アカンの罪が明らかになる。彼は金や銀の戦利品に目がくらみ、それを主に奉げる事をせず、自分のものにしたことがわかった。
−ヨシュア記7:18-21「アカンはヨシュアに答えた『私は、確かにイスラエルの神、主に罪を犯しました。私がした事はこうです。分捕り物の中に一枚の美しいシンアルの上着、銀二百シェケル、重さ五十シェケルの金の延べ板があるのを見て、欲しくなって取りました。今それらは、私の天幕の地下に銀を下に敷いて埋めてあります』」。
・ヨシュアはアカンの罪を確認した後、アカンとその家族を引き出し、石で撃ち殺すように命じた。
−ヨシュア記7:24-25「ヨシュアはゼラの子アカンはもとより、銀、上着、金の延べ板、更に息子、娘、牛、ろば、羊、天幕、彼の全財産を取り押さえ、全イスラエルを率いてアコルの谷にそれらを運び、こう宣言した。『お前は何という災いを我々にもたらしたことか。今日は、主がお前に災いをもたらされる(アカル)』。全イスラエルはアカンに石を激しく投げつけ、彼のものを火に焼き、家族を石で打ち殺した」。
・アカンの罪により、家族のものも殺された。一片のパン種が全体を腐らせる可能性があれば、パン種は全て取り除かねばならない。神の恵みは裁きと共にある。恵みは安価なものではない。
−?コリ5:6-7「わずかなパン種が練り粉全体を膨らませることを、知らないのですか。いつも新しい練り粉のままでいられるように、古いパン種をきれいに取り除きなさい」。
・罪は罪あるままに赦されるのではない。罪は贖われなければいけない。神は私たちの罪を購うために、一人子を捨てられた。
−?ペテ2:24「十字架にかかって、自らその身に私たちの罪を担ってくださいました。私たちが、罪に対して死んで、義によって生きるようになるためです。そのお受けになった傷によって、あなたがたはいやされました」。

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