江戸川区南篠崎町にあるキリスト教会です

日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2002年7月31日祈祷会(創世記19章、ソドムの滅亡)

投稿日:2019年8月21日 更新日:

1.ロトへの警告(1−14節)

・主の御使いは夕刻にソドムに着き、ロトの家に招かれるが、その夜、ソドムの男たちが旅人を求めて殺到する。
―創世記19:4-5「彼らの寝ないうちに、ソドムの町の人々は、若い者も老人も、民がみな四方からきて、その家を囲み、ロトに叫んで言った、「今夜おまえの所にきた人々はどこにいるか。それをここに出しなさい。われわれは彼らを知るであろう」。
・ソドムの罪の一つは男色(ソドミー)であった。性の乱れが命の乱れを招く。
―レビ記18:22-25「あなたは女と寝るように男と寝てはならない。これは憎むべきことである。・・・あなたがたはこれらのもろもろの事によって身を汚してはならない。わたしがあなたがたの前から追い払う国々の人は、これらのもろもろの事によって汚れ、その地もまた汚れている。ゆえに、わたしはその悪のためにこれを罰し、その地もまたその住民を吐き出すのである。」
・預言者は、ソドムが自分たちの利益のみ求め、他者を顧みなかったことを滅びの原因と見る。
―エゼキエル16:49-50「見よ、あなたの妹ソドムの罪はこれである。すなわち彼女と、その娘たちは高ぶり、食物に飽き、安泰に暮していたが、彼らは、乏しい者と貧しい者を助けなかった。彼らは高ぶり、わたしの前に憎むべき事をおこなったので、わたしはそれを見た時、彼らを除いた。」

2.ソドムの滅亡とロトの救済(15−29節)

・日の出と共に裁きが始まる。具体的には地震によると思われる地下の硫黄の噴出が町を焼き尽くした。
―申命記29:23「全地は硫黄となり、塩となり、焼け土となって、種もまかれず、実も結ばず、なんの草も生じなくなって、むかし主が怒りと憤りをもって滅ぼされたソドム、ゴモラ、アデマ、ゼボイムの破滅のようである。」
・主はロトを救済しようとするが、ロトはためらう。そのロトを主は救われる。
―創世記19:29「こうして神が低地の町々をこぼたれた時、すなわちロトの住んでいた町々を滅ぼされた時、神はアブラハムを覚えて、その滅びの中からロトを救い出された。」

3.ロトと娘たちへの守り(30−38)

・結婚相手を失った娘たちはロトによって子を生む。
―創世記19:33「彼女たちはその夜、父に酒を飲ませ、姉がはいって父と共に寝た。ロトは娘が寝たのも、起きたのも知らなかった。」
・ロトの人生は選びからの逸脱だった。それにもかかわらず、主は恵まれ、彼を残された。
―アブラハムと共に神の命に従って旅立った(12:5)
―肥沃な土地に目を奪われ、町に定住する(13:10-11)
―ソドムの罪に染まってしまった(19:9=町の長老になりながらも信頼されていない)
―神の裁きを前に決断を渋った(19:16=ロトはためらっていた)
―神の加護を信じきることが出来なかった(19:18=災害に巻き込まれて死んでしまうと言う)
―酩酊の中で、生命の力に圧倒されて罪を犯す(19:33)
・忌まわしい手段により生まれてきた子供たち(モアブとアンモン)も、主は保護される。
―申命記2:9-19「主はわたしに言われた、『モアブを敵視してはならない。またそれと争い戦ってはならない。彼らの地は、領地としてあなたに与えない。ロトの子孫にアルを与えて、領地とさせたからである。・・・主はわたしに言われた、『おまえは、きょう、モアブの領地アルを通ろうとしている。アンモンの子孫に近づく時、おまえは彼らを敵視してはならない。また争ってはならない。わたしはアンモンの子孫の地を領地として、おまえに与えない。それをロトの子孫に領地として与えたからである。』
・どのような裁きの中にあっても必ず残りのものが残され、そこから再生が始まる。
―イザヤ11:1-11「エッサイの株から一つの芽が出、その根から一つの若枝が生えて実を結び、その上に主の霊がとどまる。・・・その日、エッサイの根が立って、もろもろの民の旗となり、もろもろの国びとはこれに尋ね求め、その置かれる所に栄光がある。その日、主は再び手を伸べて、その民の残れる者をアッスリヤ、エジプト、パテロス、エチオピヤ、エラム、シナル、ハマテおよび海沿いの国々からあがなわれる。」

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