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日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2007年7月18日祈祷会(ヨハネ黙示録15章、裁きの前に主を讃美する)

投稿日:2019年8月21日 更新日:

1.審きの前の讃美

・ヨハネは最後の審きの時が来て、天使が七つの鉢を持って神殿を出てくるのを見た。
―黙示録15:1「私はまた、天にもう一つの大きな驚くべきしるしを見た。七人の天使が最後の七つの災いを携えていた。これらの災いで、神の怒りがその極みに達するのである」。
・最後の審きを前に、殉教した信徒たちが天の海の前に立ち、主を讃美するのを、ヨハネは見た。
―黙示録15:2「私はまた、火が混じったガラスの海のようなものを見た。更に、獣に勝ち、その像に勝ち、またその名の数字に勝った者たちを見た。彼らは神の竪琴を手にして、このガラスの海の岸に立っていた」。
・彼らは獣と配下であるローマ皇帝を拝まず、666と記されたネロと子孫たちにより、殺された。しかし、今ここに審きが始まる。不義は必ず裁かれる。だから私たちが未完のままに人生を終わってもかまわない(イザヤ49:4参照)。
―黙示録6:9-11「神の言葉と自分たちがたてた証しのために殺された人々の魂を、私は祭壇の下に見た。彼らは大声でこう叫んだ「真実で聖なる主よ、いつまで裁きを行わず、地に住む者に私たちの血の復讐をなさらないのですか」。すると、その一人一人に、白い衣が与えられ、また、自分たちと同じように殺されようとしている兄弟であり、仲間の僕である者たちの数が満ちるまで、なお、しばらく静かに待つようにと告げられた」。
・彼らはモーセの歌と子羊の歌を歌う。モーセは紅海で前には海、後ろにはエジプト軍という苦難の中で主の名を呼び、主は彼を助けられた。子羊は、「わが神、何故私を捨てられたのか」という絶望の中から復活させられた。
―黙示録15:3-4「彼らは、神の僕モーセの歌と小羊の歌とをうたった「全能者である神、主よ、あなたの業は偉大で、驚くべきもの。諸国の民の王よ、あなたの道は正しく、また、真実なもの。主よ、だれがあなたの名を畏れず、たたえずにおられましょうか。聖なる方は、あなただけ。すべての国民が、来て、あなたの前にひれ伏すでしょう。あなたの正しい裁きが、明らかになったからです。」
・ここには出エジプトの出来事に対する想起がある。かつて民を救われた主は再び民を救われるとの讃美である。礼拝とは神が行って下さった事に対する感謝なのだ。出エジプトの民が歌った歌を私たちも歌うのだ。
―?コリント1:8-10「兄弟たち、アジア州で私たちが被った苦難について、ぜひ知っていてほしい。私たちは耐えられないほどひどく圧迫されて、生きる望みさえ失ってしまいました。私たちとしては死の宣告を受けた思いでした。それで、自分を頼りにすることなく、死者を復活させてくださる神を頼りにするようになりました。神は、これほど大きな死の危険から私たちを救ってくださったし、また救ってくださることでしょう。これからも救ってくださるにちがいないと、私たちは神に希望をかけています」。

2.報復としての審きではなく

・ヨハネは、天の神殿が開かれ、そこから七つの災いを金の鉢に入れた七人の天使が出てくるのを見た。彼らが鉢を傾けると、次々に災いが地上に臨む。
―黙示録16:2-4「第一の天使が出て行って、その鉢の中身を地上に注ぐと、獣の刻印を押されている人間たち、また、獣の像を礼拝する者たちに悪性のはれ物ができた。第二の天使が、その鉢の中身を海に注ぐと、海は死人の血のようになって、その中の生き物はすべて死んでしまった。第三の天使が、その鉢の中身を川と水の源に注ぐと、水は血になった」。
・審きが続く中で、天使は歌う「この者たちは聖なる者たちの血を流した。今は彼らが血を飲む」。
―黙示録16:5-6「今おられ、かつておられた聖なる方、あなたは正しい方です。このような裁きをしてくださったからです。この者どもは、聖なる者たちと預言者たちとの血を流しましたが、あなたは彼らに血をお飲ませになりました。それは当然なことです」。
・私たちが求めるのは血の報復なのだろうか。違う。正義の実現なのだ。報復と正義は異なることを知るべきだ。私たちは審きを望むが、それは敵が滅びることではない。彼らが悔い改めることなのだ。
―ルカ23:33-34「されこうべと呼ばれている所に来ると、そこで人々はイエスを十字架につけた。犯罪人も、一人は右に一人は左に、十字架につけた。そのとき、イエスは言われた。「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです」。人々はくじを引いて、イエスの服を分け合った」。
・2001.9.11以降、アメリカはアフガン・イラクを攻めたが、アメリカ軍死者は両国で4,000人、負傷者は27,000人を超えた。イラク人の死者は5万人を超える。神はこの審きを通して、アメリカ国民の悔い改めを求められている。
―ガラテヤ6:7-8「思い違いをしてはいけません。神は、人から侮られることはありません。人は、自分の蒔いたものを、また刈り取ることになるのです。自分の肉に蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、霊に蒔く者は、霊から永遠の命を刈り取ります」。

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