2007年1月24日祈祷会(?ペテロ2章、異端=福音を汚すものになるな)

投稿日:2019年8月21日 更新日:

1.偽教師の言葉に誘われるな

・ペテロの手紙が書かれた当時、グノーシスと呼ばれる異端が教会の中に、深く入り込んでいた。ギリシャ哲学は「肉体は精神の牢獄である」(プラトン)とし、霊こそが人間の本質であり、肉を軽視した。その影響で一部の人たちは、キリストの受肉や十字架、復活さえも否定するようになった。
―?ペテロ2:1-2「かつて、民の中に偽預言者がいました。同じように、あなたがたの中にも偽教師が現れるにちがいありません。彼らは、滅びをもたらす異端をひそかに持ち込み、自分たちを贖って下さった主を拒否しました。自分の身に速やかな滅びを招いており、しかも、多くの人が彼らのみだらな楽しみを見倣っています。彼らのために真理の道はそしられるのです」。
・肉体は人間の本質でないとする時、何をしても人は汚れないとする快楽主義と、肉欲を禁じていく禁欲主義の双方が生まれる。教会内の偽教師たちは、快楽主義の放縦に流れていたらしい。
―?ペテロ2:13-14「彼らは、昼間から享楽にふけるのを楽しみにしています。彼らは汚れやきずのようなもので、あなたがたと宴席に連なるとき、はめを外して騒ぎます。その目は絶えず姦通の相手を求め、飽くことなく罪を重ねています。彼らは心の定まらない人々を誘惑し、その心は強欲におぼれ、呪いの子になっています」。
・彼らは信仰の美名の下に、自分の欲望を正当化する者であり、そのような者たちを神の審きにより滅ぼされる。
―?ペテロ2:3-4「彼らは欲が深く、うそ偽りであなたがたを食い物にします。このような者たちに対する裁きは、昔から怠りなくなされていて、彼らの滅びも滞ることはありません。神は、罪を犯した天使たちを容赦せず、暗闇という縄で縛って地獄に引き渡し、裁きのために閉じ込められました」。
・この悪のはびこる世界の中で、あなた方が行うべきは、世の悪を嘆くことではなく、その中にあって正しく生きることだとペテロは語りかける。
―?ペテロ2:6-9「神はソドムとゴモラの町を灰にし、滅ぼし尽くして罰し、それから後の不信心な者たちへの見せしめとなさいました。しかし神は、不道徳な者たちのみだらな言動によって悩まされていた正しい人ロトを、助け出されました。なぜなら、この正しい人は、彼らの中で生活していたとき、毎日よこしまな行為を見聞きして正しい心を痛めていたからです。主は、信仰のあつい人を試練から救い出す一方、正しくない者たちを罰し、裁きの日まで閉じ込めておくべきだと考えておられます」。
・「霊と肉」を、均衡を持って考えるべきだ。神は私たちに双方を与えて下さった。過度に肉を軽視する禁欲主義(性の否定、禁酒禁煙)も誤りであるし、過度の重視である快楽主義(肉体の讃美、性的放縦)も間違いだ。
―ローマ8:3「肉の弱さのために律法がなしえなかったことを、神はしてくださったのです。つまり、罪を取り除くために御子を罪深い肉と同じ姿でこの世に送り、その肉において罪を罪として処断されたのです」。

2.キリスト者の自由

・キリスト者の自由とは「何をしても良い」という自由ではない。偽教師たちは、信仰の名の下に、情欲の赴くままに肉に従うという自分の罪を覆い隠そうとし、またあなた方をそのような罪に誘っている。
―?ペテロ2:18-19「彼らは、無意味な大言壮語をします。また、迷いの生活からやっと抜け出て来た人たちを、肉の欲やみだらな楽しみで誘惑するのです。その人たちに自由を与えると約束しながら、自分自身は滅亡の奴隷です。人は、自分を打ち負かした者に服従するものです」。
・偽教師に従って彼らの生活を見習えば、あなた方も滅びるのだ。信仰後の堕落は以前よりも厳しく罰せられることを知りなさい。「知らないで犯した罪は赦される」が「知りながら犯した罪は赦されない」のだ。
―?ペテロ2:20-21「救い主イエス・キリストを深く知って世の汚れから逃れても、それに再び巻き込まれて打ち負かされるなら、そのような者たちの後の状態は、前よりずっと悪くなります。義の道を知っていながら、自分たちに伝えられた聖なる掟から離れ去るよりは、義の道を知らなかった方が、彼らのためによかったであろうに」。
・キリスト者の自由とは何かを私たちは改めて学ぶ必要がある。それは「何をしても赦される」という自由ではなく、「隣人に仕える自由、隣人を愛する自由」なのだ。
―?ペテロ2:16-17「自由な人として生活しなさい。しかし、その自由を、悪事を覆い隠す手だてとせず、神の僕として行動しなさい。すべての人を敬い、兄弟を愛し、神を畏れ、皇帝を敬いなさい」。
―?コリント10:23-24「すべてのことが許されている。しかし、すべてのことが益になるわけではない。すべてのことが許されている。しかし、すべてのことが私たちを造り上げるわけではない。だれでも、自分の利益ではなく他人の利益を追い求めなさい」。

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