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日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2008年4月16日祈祷会(列王記下14章、ユダとイスラエルの諸王の歴代史)

投稿日:2019年8月21日 更新日:

1.ユダ王アマツヤの治世

・ユダ王ヨアシュは祖母アタルヤの殺戮から逃れ、7歳で王位につき、40年間を治めたが、最後は家臣の反逆によって殺されていった。その後に、ヨアシュの子アマツヤが王として立てられた。
−?列王記14:1-4「ユダの王ヨアシュの子アマツヤが王となった。彼は二十五歳で王となり、二十九年間エルサレムで王位にあった。・・・彼は父祖ダビデほどではなかったが、父ヨアシュが行ったように、主の目にかなう正しいことをことごとく行った」。
・アマツヤは父ヨアシュ王を殺した家臣たちは処刑したが、その子どもたちは殺さなかった。かつてのイスラエルでは、戸主が重大な罪を犯すと、一族が殺されていた。アカンが罪を犯した時、彼の息子や娘も殺されている。
−ヨシュア記7:24-25「ヨシュアはゼラの子アカンはもとより、銀、上着、金の延べ板、更に息子、娘、牛、ろば、羊、天幕、彼の全財産を取り押さえ・・・全イスラエルはアカンに石を激しく投げつけ、彼のものを火に焼き、家族を石で打ち殺した」。
・アマツヤは父を殺した家臣たちの子を殺さなかった。そこに列王記記者はアマツヤ王の正しさを見る。
−?列王記14:5-6「彼は国を掌握すると、父ヨアシュ王を殺害した家臣たちを打ち殺した。しかし、モーセの律法の書に記されているところに従い、殺害者の子供たちは殺さなかった。主がこう命じておられるからである『父は子のゆえに死に定められず、子は父のゆえに死に定められない。人はそれぞれ自分の罪のゆえに死に定められる』」。
・この申命記24:16はバビロン捕囚期のエゼキエルにも引用されている。因果応報を否定する画期的な考え方だ。
−エゼキエル18:20「罪を犯した本人が死ぬのであって、子は父の罪を負わず、父もまた子の罪を負うことはない。正しい人の正しさはその人だけのものであり、悪人の悪もその人だけのものである」。
・しかしそのアマツヤもエドム征服を機に増長し、奢り高ぶってイスラエルに戦いを挑み、敗れる。
−?列王記14:11-14「イスラエルの王ヨアシュは上って来て、ユダのベト・シェメシュでユダの王アマツヤと戦いを交えた。その結果、ユダはイスラエルに惨敗し、兵はおのおのその天幕に逃げ帰ってしまった。イスラエルの王ヨアシュは・・・ユダの王アマツヤを捕らえ、エルサレムに来て、その城壁をエフライムの門から角の門まで四百アンマにわたって破壊した。また彼は、主の神殿と王宮の宝物庫にあるすべての金と銀、祭具および人質を取って、サマリアに凱旋した」。
・アマツヤはやがて部下の謀反により、父と同じく殺されていく。ユダ王国の歴史もまた血まみれのものになっていく。
−?列王記14:17-19「ユダの王、ヨアシュの子アマツヤ・・・に対する謀反がエルサレムで企てられたため、彼はラキシュに逃れたが、ラキシュに送られた追っ手によって殺された」。

2.イスラエル王ヤロブアム2世の治世

・14章後半は北イスラエル・ヤロブアム2世時代を描く。歴史的にはイスラエルはヤロブアム2世の41年間に、前代未聞の繁栄を享受した。しかし、列王記記者はそれを全く評価しない。
−?列王記14:23-24「ユダの王、ヨアシュの子アマツヤの治世第十五年に、イスラエルの王、ヨアシュの子ヤロブアムがサマリアで王となり、四十一年間王位にあった。彼は主の目に悪とされることを行い、イスラエルに罪を犯させたネバトの子ヤロブアムの罪を全く離れなかった」。
・彼はハマトの入り口(レバノン国境)から、アラバの海(死海)までの領域に渡る支配を確立した。それはソロモン王の時代にも匹敵する領土だった。
−?列王記14:25「イスラエルの神、主が、ガト・ヘフェル出身のその僕、預言者、アミタイの子ヨナを通して告げられた言葉のとおり、彼はレボ・ハマトからアラバの海までイスラエルの領域を回復した」。
・ヤロブアム王時代にアモスとホセアが預言活動を始めている。国は栄えたが、道徳的には腐敗した時代だった。
−アモス2:6-8「主はこう言われる。イスラエルの三つの罪、四つの罪のゆえに、私は決して赦さない。彼らが正しい者を金で、貧しい者を靴一足の値で売ったからだ。彼らは弱い者の頭を地の塵に踏みつけ、悩む者の道を曲げている。父も子も同じ女のもとに通い私の聖なる名を汚している。祭壇のあるところではどこでも、その傍らに質にとった衣を広げ、科料として取り立てたぶどう酒を、神殿の中で飲んでいる」。
−ホセア1:1-2「ユダの王、ウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの時代、イスラエルの王ヨアシュの子ヤロブアムの時代に、ベエリの子ホセアに臨んだ主の言葉。主がホセアに語られたことの初め。主はホセアに言われた『行け、淫行の女をめとり、淫行による子らを受け入れよ。この国は主から離れ、淫行にふけっているからだ』」。

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