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日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2004年7月7日  ヨハネ15:18-27  迫害されても心騒がすな

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1.世はあなたを迫害する。

・最後の晩餐の後、イエスは弟子たちに言われた『あなたがたは私につながっていなさい。そうすれば豊かな実を結ぶ』。
−ヨハネ15:5「私はぶどうの木、あなたがたはその枝である。人が私につながっており、私もその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。私を離れては、あなたがたは何もできないからである。」
・しかし「世は私を憎んだ。だからあなたがたをも憎むだろう」とイエスは言われた。
-ヨハネ15:18-20「世があなたがたを憎むなら、あなたがたを憎む前に私を憎んでいたことを覚えなさい。・・・人々が私を迫害したのであれば、あなたがたをも迫害するだろう。」
・何故か、クリスチャンは世の者であったが、イエスにより選び出され、今では世に属していないからだ。
-ヨハネ「あなたがたが世に属していたなら、世はあなたがたを身内として愛したはずである。だが、あなたがたは世に属していない。私があなたがたを世から選び出した。だから、世はあなたがたを憎むのである。」
・世の愛(フィレオー)は身内の愛である。身内の愛は、自分に背く者は限りなく憎む。パウロは教会の迫害者から教会の擁護者になった。パリサイ人はパウロを裏切り者として、その命を狙った。
-使徒行伝9:23-24「ユダヤ人はサウロを殺そうとたくらんだが、この陰謀はサウロの知るところとなった。しかし、ユダヤ人は彼を殺そうと、昼も夜も町の門で見張っていた。」
・世が私を憎むのは、世が私をお遣わしになった父を知らないからだ。
-ヨハネ15:21「人々は、私の名のゆえに、これらのことをみな、あなたがたにするようになる。私をお遣わしになった方を知らないからである。」

2.自分を絶対とする怖さ

・この文脈で、世と言われているのはユダヤ教徒である。彼らは自分達こそ神に選ばれた者であり、自分達と異なる者は異端=悪魔とみなし、異端を殺すことは神のためであると信じ込んでいた。
-ヨハネ16:2「人々はあなたがたを会堂から追放するだろう。しかも、あなたがたを殺す者が皆、自分は神に奉仕していると考える時が来る。」
・彼らは神の名を口にするが、彼らの求めていたのは彼らの神であり、本当の神の前にひれ伏していたのではない。イエスがそれを指摘されたので、彼らはイエスを憎んだ。
−マタイ23:25-26「律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。杯や皿の外側はきれいにするが、内側は強欲と放縦で満ちているからだ。ものの見えないファリサイ派の人々、まず、杯の内側をきれいにせよ。そうすれば、外側もきれいになる。」
・あなたがクリスチャンであると言う理由だけで迫害される時が来るだろう。それは聖書に預言されていることだ。ヨハネの時代、多くの者が会堂から追放され、縛られて投獄された。ヨハネはその教会の現実の中で、イエスの言葉を思い出している。
−マタイ10:17-18「人々を警戒しなさい。あなたがたは地方法院に引き渡され、会堂で鞭打たれるからである。また、私のために総督や王の前に引き出されて、彼らや異邦人に証しをすることになる。」
・しかし、あなた方には聖霊が与えられる。聖霊を通して、信仰を持って耐えることが出来るようになる。
-ヨハネ15: 26「私が父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方が私について証しをなさるはずである。」
・罪のために苦しんでもそれは、当然だ。しかし、義のために苦しむのであれば、あなたの神はほめてくださる。
-1ペテロ2:20「罪を犯して打ちたたかれ、それを耐え忍んでも、何の誉れになるでしょう。しかし、善を行って苦しみを受け、それを耐え忍ぶなら、これこそ神の御心に適うことです。」
・何故ならば、最後に裁かれるのは神であり、あなたはそれを信じているのではないか。
−ヨブ記19:25「私は知る、私をあがなう者は生きておられる、後の日に彼は必ず地の上に立たれる。」
・イエスは迫害され、十字架で殺されたが、よみがえられた。イエスは既に世に勝っておられるのだ。だから、あなたがたも恐れてはいけない。
−ヨハネ16:33「これらのことを話したのは、あなたがたが私によって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。私は既に世に勝っている。」。

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