江戸川区南篠崎町にあるキリスト教会です

日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2002年5月8日  マタイ4:12−25  伝道の始め

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1.イエスはその宣教をガリラヤで始められた(4:12−17)

・ヨハネは時の権力者(ヘロデ・アンテイパス)を批判した為、捕えられた。
―マタイ14:3-4「ヘロデは、自分の兄弟フィリポの妻ヘロディアのことでヨハネを捕らえて縛り、牢に入れていた。ヨハネが、「あの女と結婚することは律法で許されていない」とヘロデに言ったからである。」
・イエスが後に捕えられたのもエルサレム神殿批判が主な原因であった。
―マタイ26:61「この男は、『神の神殿を打ち倒し、三日あれば建てることができる』と言いましたと告げた。」
・しかし、今はガリラヤに退かれた。まだ、時が来ていないためである。
―ヨハネ7:3-6「イエスの兄弟たちが言った。「ここを去ってユダヤに行き、あなたのしている業を弟子たちにも見せてやりなさい。公に知られようとしながら、ひそかに行動するような人はいない。こういうことをしているからには、自分を世にはっきり示しなさい。」・・・イエスは言われた。「わたしの時はまだ来ていない。」
・イエスは伝道の大半を辺境の地であるガリラヤで為された。しかし、多くのものはイエスを受入れなかった。
―マタイ4:13「ナザレを離れ、ゼブルンとナフタリの地方にある湖畔の町カファルナウムに来て住まわれた。」
―マタイ11:23「カファルナウム、お前は、/天にまで上げられるとでも思っているのか。陰府にまで落とされるのだ。お前のところでなされた奇跡が、ソドムで行われていれば、あの町は今日まで無事だったにちがいない。」

2.弟子たちの召命(4:18−22)

・4人の漁師が弟子として招かれた。
―マタイ4:18-20「イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、二人の兄弟、ペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。」
・何故、彼等はイエスの呼びかけに応えたのだろうか。
―漁師としての職業を捨てる=経済的支えを失う、父を捨てる=家族の支えを失う。
・彼等はイエスの言葉と業を見て、この人こそメシヤと思った。いのちを発見した時、他のものは全ていらなくなる。
―マタイ13:44-46「天の国は次のようにたとえられる。畑に宝が隠されている。見つけた人は、そのまま隠しておき、喜びながら帰り、持ち物をすっかり売り払って、その畑を買う。」
―ルカ12:19-20「さあ、これから先何年も生きて行くだけの蓄えができたぞ。ひと休みして、食べたり飲んだりして楽しめと。しかし神は、愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。お前が用意した物は、いったいだれのものになるのかと言われた。」
・いのちを得た時、捨てたものもまた与えられる。
―マタイ4:21-22「そこから進んで、別の二人の兄弟、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、父親のゼベダイと一緒に、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、彼らをお呼びになった。この二人もすぐに、舟と父親とを残してイエスに従った。」
―マタイ27:56「その中には、マグダラのマリア、ヤコブとヨセフの母マリア、ゼベダイの子らの母がいた。」

3.民衆がイエスの周りに集まった(4:23−25)

・人々は病の癒しを求めて、イエスのもとに集まって来た。
―マタイ4:24「人々がイエスのところへ、いろいろな病気や苦しみに悩む者、悪霊に取りつかれた者、てんかんの者、中風の者など、あらゆる病人を連れて来たので、これらの人々をいやされた。」
・その同じ人々がイエスを十字架につけた。しるしでは人々に救いは来ない。
―マタイ27:42「他人は救ったのに、自分は救えない。イスラエルの王だ。今すぐ十字架から降りるがいい。そうすれば、信じてやろう。」

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