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日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2007年9月5日祈祷会(列王記上1章、王位継承の争い)

投稿日:2019年8月21日 更新日:

1.アドニヤの即位とソロモンの逆襲

・列王記はダビデの子ソロモンの即位から、王国の分裂、滅亡までを描く。神はダビデ王朝を滅ぼし、エルサレム神殿を破壊された。神は何故ご自分の民を滅ぼされたのか、何故異民族の王が自分たちを支配するのか、神はおられるのか、そのような叫びの中で書かれた歴史書である。最終章は囚われの王ヨヤキンの生存に希望を託している。
―?列王記25:27-29「ユダの王ヨヤキンが捕囚となって三十七年目の第十二の月の二十七日に、バビロンの王エビル・メロダクは、その即位の年にユダの王ヨヤキンに情けをかけ、彼を出獄させた。バビロンの王は彼を手厚くもてなし・・・ヨヤキンは獄中の衣を脱ぎ、生きている間、毎日欠かさず王と食事を共にすることとなった」。
・列王記はダビデの老衰とそれに伴って起きた王位継承の争いから始まる。ダビデは起きることも、後宮の婦人を抱くことも出来なくなっていた。彼はもう王にふさわしくなかった。
―?列王記1:1-4「ダビデ王は多くの日を重ねて老人になり、衣を何枚着せられても暖まらなかった。・・・美しいこの娘は王の世話をし、王に仕えたが、王は彼女を知ることがなかった」。
・王位継承を主張したのは、四男アドニヤであった。三人の兄は既に亡くなっていた。アドニヤは軍の司令官ヨアブと大祭司アビアタルの支持を取り付け、旗揚げしたが、肝心の父ダビデの了解を得ていない。軽率な行為であった。
―?列王記1:5-8「ハギトの子アドニヤは思い上がって『私が王になる』と言い、戦車と馬と五十人の護衛兵をそろえた。・・・アドニヤはツェルヤの子ヨアブと祭司アビアタルに話をもちかけ、この二人の支持を得た。しかし、祭司ツァドク、ヨヤダの子ベナヤ、預言者ナタン・・・ダビデの勇士たちはアドニヤにくみしなかった」。
・反対派はソロモンの母バト・シェバを動かして巻き返しを図った。預言者ナタンはバト・シェバにダビデのところに行き、ソロモン後継の承認を得るように働きかけ、バト・シェバはダビデの元に行く。
―?列王記1:15-21「彼女は言った『わが主君、王よ、あなたの神、主にかけてあなたはこのはしためにお誓いになりました。あなたの子ソロモンが私の跡を継いで王となり、私の王座につくと。ところが今、アドニヤが王となりました。わが主君、王よ、あなたはそのことをご存じではありません。・・・このままで、わが主君、王が先祖と共に眠りにおつきになれば、私とわが子ソロモンは反逆者になってしまいます』」。
・争いに負けたものは殺される。バト・シェバとその子を愛していたダビデは、ソロモンを後継者に指名し、即位の儀式を執り行うように部下に命じる。
―?列王記1:32-35「王は言った『お前たちは主君の家臣を率いて、わが子ソロモンを私のラバに乗せ、ギホンに下らせよ。祭司ツァドクと預言者ナタンは、そこでソロモンに油を注いで、イスラエルの上に立つ王とせよ。角笛を吹いて『ソロモン王、万歳』と叫び、彼の後に従って上れ。ソロモンは来て、私の王座につく。私に代わって王となるのは彼であり、イスラエルとユダの上に立つ君主になるよう私は彼に命じる』」。

2.ソロモンの即位

・こうしてソロモンが油を注がれ、王に即印した。形勢は変わった。アドニヤの元に列席した人々は相次いで去り、アドニヤは助命を求めて幕屋に逃げた。ソロモンは一旦はアドニヤの助命を認めたが、すぐ後にアドニヤを処刑し、自分に逆らった軍司令ヨアブを殺し、アドニヤ側に立った大祭司アビアタルを追放する。ソロモンの即位は血にまみれたものであった。しかし、主はこのようなソロモンを祝福された。
―?列王記3:4-5「王はいけにえをささげるためにギブオンへ行った。そこに重要な聖なる高台があったからである。ソロモンはその祭壇に一千頭もの焼き尽くす献げ物をささげた。その夜、主はギブオンでソロモンの夢枕に立ち、「何事でも願うがよい。あなたに与えよう」と言われた」。
・列王記記者はソロモン即位が主の御心と信じている。アドニヤは王になるだけの器量のない男であった。王としてはソロモンがふさわしい。だから主はソロモンの手が血に汚れることを許された。ふさわしくない者は王になれない。
―?ペテロ2:13-14「主のために、すべて人間の立てた制度に従いなさい。それが、統治者としての皇帝であろうと、あるいは、悪を行う者を処罰し、善を行う者をほめるために、皇帝が派遣した総督であろうと、服従しなさい」。
・主は必要があれば自分の民を打って捕囚の苦しみを与えられる。必要があれば権力者の不正行為を通して、ご自分の子を十字架で殺される。イエスを十字架につけられたのは神ご自身である。歴史の中に神の経綸を見ていく信仰が列王記の中にある。
―使徒4:27-28「この都でヘロデとポンティオ・ピラトは、異邦人やイスラエルの民と一緒になって、あなたが油を注がれた聖なる僕イエスに逆らいました。そして、実現するようにと御手と御心によってあらかじめ定められていたことを、すべて行ったのです」。

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