江戸川区南篠崎町にあるキリスト教会です

日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2005年7月20日祈祷会(申命記13章、偶像礼拝の禁止)

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1.偶像礼拝の禁止

・十戒の第一の掟は『あなたは私をおいて他に神があってはならない』である。偶像礼拝は最大の罪、それを行った者は殺して共同体から排除せよと命じられる。
−申命記13:2-6「預言者や夢占いをする者があなたたちの中に現れ、・・・「あなたの知らなかった他の神々に従い、これに仕えようではないか」と誘われても、その預言者や夢占いをする者の言葉に耳を貸してはならない。・・・その預言者や夢占いをする者は処刑されねばならない。」
・預言者(ナビ)が、偶像礼拝にあなたをいざなうことがある。その時には、その者の声に従うな。預言者でさえ、民の聞きたがる事を預言したがる。その時、彼は偽預言者となる。預言者ハナンヤはその一例である。
−エレミヤ28:10-11「預言者ハナンヤは、預言者エレミヤの首から軛をはずして打ち砕いた。そして、ハナンヤは民すべての前で言った『主はこう言われる。私はこのように、二年のうちに、あらゆる国々の首にはめられているバビロンの王ネブカドネツァルの軛を打ち砕く』」。
・偶像礼拝は唯一の神に忠誠を尽くさず、他の神に惑わされることだ。夫ある妻は他の男に心惹かれてはいけない。妻ある夫は他の女に惑わされてはいけない。契約を交わした以上他を振り向かない。それを破る時、死が臨む。
−申命記13:4-5「あなたたちの神、主はあなたたちを試し、心を尽くし、魂を尽くして、あなたたちの神、主を愛するかどうかを知ろうとされるからである。あなたたちは、あなたたちの神、主に従い、これを畏れ、その戒めを守り、御声を聞き、これに仕え、これにつき従わねばならない」。
・多くの誘惑は家族や親しい者から来る。そのような場合でも、悪を取り除くために誘惑者を殺せと命じられる。
−申命記13:7-10「同じ母の子である兄弟、息子、娘、愛する妻、あるいは親友に『あなたも先祖も知らなかった他の神々に従い、これに仕えようではないか』とひそかに誘われても、・・・誘惑する者に同調して耳を貸したり、憐れみの目を注いで同情したり、かばったりしてはならない。このような者は必ず殺さねばならない。彼を殺すには、まずあなたが手を下し、次に、民が皆それに続く」。
・一つの町が偶像礼拝の罪を犯したら、町全体を滅ぼしつくせと命じられる。
−申命記13:15-16「それが確かな事実であり、そのようないとうべき事があなたたちの中で行われたのであれば、その町の住民を剣にかけて殺し、町もそこにあるすべてのものも滅ぼし尽くし、家畜も剣にかけねばならない」。

2.今日の私たちはこれをどう受取るか

・新約においても、どうしても赦されない罪として、この偶像礼拝があげられている。
−マルコ3:28-30「『人の子らが犯す罪やどんな冒涜の言葉も、すべて赦される。しかし、聖霊を冒涜する者は永遠に赦されず、永遠に罪の責めを負う』。イエスがこう言われたのは『彼は汚れた霊に取りつかれている』と人々が言っていたからである」。
・聖霊を冒涜する罪、神を神としない罪である。パウロはコリント教会を惑わす巡回伝道者たちを、よこしまな者(ベリアル)、偽使徒(偽預言者)、偶像礼拝者とさえ呼び、彼らとの関係を断ち切るように求める。
−?コリ6:14-16「あなたがたは、信仰のない人々と一緒に不釣り合いな軛につながれてはなりません。正義と不法とにどんなかかわりがありますか。光と闇とに何のつながりがありますか。キリストとベリアルにどんな調和がありますか。信仰と不信仰に何の関係がありますか。神の神殿と偶像にどんな一致がありますか」。
・イエスが言われたパリサイ人のパン種、パウロが言う不純なパン種も同じ意味であろう。
−ガラテア5:7-10「あなたがたは、よく走っていました。それなのに、いったいだれが邪魔をして真理に従わないようにさせたのですか。このような誘いは、あなたがたを召し出しておられる方からのものではありません。わずかなパン種が練り粉全体を膨らませるのです。なたがたが決して別な考えを持つことはないと、私は主をよりどころとしてあなたがたを信頼しています。あなたがたを惑わす者は、だれであろうと、裁きを受けます」。
・偶像礼拝の危険があれば、それを取り除け。そうしないと悪が共同体全体を腐敗させる。現代の教会も、このことの意味をもう一度考える必要があろう(開かれた教会における悪の排除の問題)。
−?コリ5:1-7「あなたがたの間にみだらな行いがあり、しかもそれは、異邦人の間にもないほどのみだらな行いで、ある人が父の妻をわがものとしているとのことです。・・・こんなことをする者を自分たちの間から除外すべきではなかったのですか。・・・わずかなパン種が練り粉全体を膨らませることを、知らないのですか。いつも新しい練り粉のままでいられるように、古いパン種をきれいに取り除きなさい。現に、あなたがたはパン種の入っていない者なのです。キリストが、私たちの過越の小羊として屠られたからです」。

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