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日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2004年6月9日祈祷会(レビ記19章、神を愛し、隣人を愛せ)

投稿日:2019年8月21日 更新日:

1.神聖なる掟

・レビ記19章は旧約聖書の一つの頂点であり、イエスの教えもレビ記19章からの引用が多い。掟の中核は「私が聖であるから、あなたも聖であれ」であり、信仰と生活の関わりを述べる。
−レビ記19:2「あなたたちは聖なる者となりなさい。あなたたちの神、主である私は聖なる者である。」
・聖なる者になるとは何か。具体的には、神を愛し、隣人を愛することである。
−レビ記19:18「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。私は主である。」
・最初の戒めは父と母を敬うことである。両親を敬うことを通して、子供たちは神を畏れることを学んでいく。
−レビ記19:3「父と母とを敬いなさい。私の安息日を守りなさい。私はあなたたちの神、主である。」
・9−18節に隣人を愛するとは何かが具体的に書かれている。愛するとは抽象ではなく,生活の中での実践である。
−レビ記19:9-10「穀物を収穫するときは、畑の隅まで刈り尽くしてはならない。収穫後の落ち穂を拾い集めてはならない。ぶどうも、摘み尽くしてはならない。ぶどう畑の落ちた実を拾い集めてはならない。これらは貧しい者や寄留者のために残しておかねばならない。私はあなたたちの神、主である。」
・何故、寄留者のために配慮するのか。あなたも寄留者であったのを私が救い出したからだと主は言われる。
−レビ記19:33-34「寄留者があなたの土地に共に住んでいるなら、彼を虐げてはならない。あなたたちのもとに寄留する者をあなたたちのうちの土地に生まれた者同様に扱い、自分自身のように愛しなさい。なぜなら、あなたたちもエジプトの国においては寄留者であったからである。私はあなたたちの神、主である。」
・盗むな、うそをつくな、欺くな、それらの行為は私の名を汚すからだと命じられる。
−レビ記19:11-12「あなたたちは盗んではならない。うそをついてはならない。互いに欺いてはならない。私の名を用いて偽り誓ってはならない。それによってあなたの神の名を汚してはならない。私は主である。」
・レビ記19:17-18は法典の中核である。律法とは何かという問いに対し、イエスもパウロもこの箇所を挙げる。
−レビ記19:17-18「心の中で兄弟を憎んではならない。同胞を率直に戒めなさい。そうすれば彼の罪を負うことはない。復讐してはならない。民の人々に恨みを抱いてはならない。自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。」
−マルコ12:28-31「『あらゆる掟のうちで、どれが第一でしょうか』。イエスはお答えになった『第一の掟は、これである。“イスラエルよ、聞け、私たちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい”。第二の掟は、これである。“隣人を自分のように愛しなさい”。この二つにまさる掟はほかにない。」
−ガラテヤ5:13-14「兄弟たち、あなたがたは、自由を得るために召し出されたのです。ただ、この自由を、肉に罪を犯させる機会とせずに、愛によって互いに仕えなさい。律法全体は『隣人を自分のように愛しなさい』という一句によって全うされるからです。」
・全ては愛に集約される。そして愛とは、跪いて相手の足を洗うことだとイエスは言われる。
−ヨハネ13:14 「あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない。」

2.生活の中で掟を生きる

・19節以下も、いかに生活の中で掟を守ることが必要かが書かれている。23−25節は深い示唆に富む。
−レビ記19:23-25「あなたたちが入ろうとしている土地で、果樹を植えるときは、その実は無割礼のものと見なさねばならない。それは三年の間、無割礼のものであるから、それを食べてはならない。四年目にすべての実は聖なるものとなり、主への賛美の献げ物となる。五年目にあなたたちはその実を食べることができる。こうすれば収穫は増し加えられる。私はあなたたちの神、主である。」
・「最初の3年間は花や実を摘んで育成に専念せよ。4年目には立派な実がなるから、それは神に捧げよ。5年目から豊かな収穫をあなたは得る」と言われている。教会形成も同じであり、私たちの教会に対しても、「収穫をあせるな、今は育成の時だ」と言われている。未熟な実は摘め、これは何を意味するのだろうかを考えよ。
−詩篇126:5-6「涙と共に種を蒔く人は、喜びの歌と共に刈り入れる。種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は、束ねた穂を背負い、喜びの歌をうたいながら帰ってくる。」
・私たちが聞くだけでなく、実行できるようになるにはどうすれば良いのか。内在する聖霊への祈りである。
−ヨハネ14:12-14「私を信じる者は、私が行う業を行い、また、もっと大きな業を行うようになる。私が父のもとへ行くからである。私の名によって願うことは、何でもかなえてあげよう。こうして、父は子によって栄光をお受けになる。私の名によって何かを願うならば、私がかなえてあげよう。」

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