江戸川区南篠崎町にあるキリスト教会です

日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2007年5月23日祈祷会(ヨハネ黙示録7章、神の刻印を押された者は守られる)

投稿日:2019年8月21日 更新日:

1.刻印を押された神の子たち

・六つの封印が切られ、混乱が地上に起きる。人々は最後の審きが来たと恐れるが、終末はまだ来ていない。大地の四隅から吹く風は天使によって抑えられていた。当時の人々は、大地は平板な四角であり、四隅から吹く風が解き放たれたならば、地と海に恐るべき荒廃が起こると考えていた。
―黙示録7:1「この後、私は大地の四隅に四人の天使が立っているのを見た。彼らは、大地の四隅から吹く風をしっかり押さえて、大地にも海にも、どんな木にも吹きつけないようにしていた」。
・歴史における審判はどのように厳しく、また罪のない人にも災いが及ぶように見えても、なお神の制御下にあることをヨハネは見た。次にヨハネが見たのは、神の刻印を持って東から来る天使の姿であった。
―黙示録7:2-3「私はまた、もう一人の天使が生ける神の刻印を持って、太陽の出る方角から上って来るのを見た。この天使は、大地と海とを損なうことを許されている四人の天使に、大声で呼びかけて、こう言った『我々が、神の僕たちの額に刻印を押してしまうまでは、大地も海も木も損なってはならない』」。
・最後の審きは、神の僕たちが刻印を押されるまで起こらない。刻印を押された者は、どのような災いの中でも守られる。パウロはバプテスマを受けることは、この刻印を押されることだという。
―?コリント1:21-22「私たちとあなた方とをキリストに固く結び付け、私たちに油を注いでくださったのは、神です。神はまた、私たちに証印を押して、保証として私たちの心に“霊”を与えてくださいました」。
・刻印を押される者の数は14万4千人であった。イスラエル12部族から各1万2千人、12は完全数で、約束された者たちの意味であろう。エホバの証人は14万4千人に入るために、伝道の成果を挙げよと強制する。聖書の誤読である。
―黙示録7:4「私は、刻印を押された人々の数を聞いた。それは十四万四千人で、イスラエルの子らの全部族の中から、刻印を押されていた」。

2.天上での賛美

・14万4千人が一同に集まり、玉座の前で讃美の声を上げる。あらゆる国民、種族から選ばれた人々がいる。ここにおいてイスラエル12部族が肉のイスラエルではなく、霊のイスラエル、教会であることが明らかにされる。
―黙示録7:9-10「この後、私が見ていると、見よ、あらゆる国民、種族、民族、言葉の違う民の中から集まった、だれにも数えきれないほどの大群衆が、白い衣を身に着け、手になつめやしの枝を持ち、玉座の前と小羊の前に立って、大声でこう叫んだ『救いは、玉座に座っておられる私たちの神と、小羊との者である』」。
・14万4千人はどのようにして選ばれたのか。長老の一人は答えた「彼らはその衣を子羊の血で洗われた」。殉教者の群れが、今天上で神と御子を讃美している。
―黙示録7:13-14「長老の一人が私に問いかけた『この白い衣を着た者たちは、だれか。また、どこから来たのか』。そこで、私が『私の主よ、それはあなたの方がご存じです』と答えると、長老はまた、私に言った『彼らは大きな苦難を通って来た者で、その衣を小羊の血で洗って白くしたのである』」。
・「殉教」(ギリシャ語:)の語は「証人」という言葉に由来する。主を証ししていくことは、初代教会においては殉教を意味した。イエスが世に憎まれたように、イエスに従う者も憎まれていく。
―ヨハネ15:18-19「世があなたがたを憎むなら、あなたがたを憎む前に私を憎んでいたことを覚えなさい。あなたがたが世に属していたなら、世はあなたがたを身内として愛したはずである。だが、あなたがたは世に属していない。私があなた方を世から選び出した。だから、世はあなたがたを憎むのである」。
・キリスト者は世で報われることはないかもしれない。それで良いではないか。天においては大きな報いがある。
―黙示録7:15-17「それゆえ、彼らは神の玉座の前にいて、昼も夜もその神殿で神に仕える。玉座に座っておられる方が、この者たちの上に幕屋を張る。彼らは、もはや飢えることも渇くこともなく、太陽も、どのような暑さも、彼らを襲うことはない。玉座の中央におられる小羊が彼らの牧者となり、命の水の泉へ導き、神が彼らの目から涙をことごとくぬぐわれるからである」。
・地上でのキリスト者の生き方は、報いを求めない生き方になる。それはマザーテレサが見抜いた通りだ。
―マザーテレサ「人は不合理、非論理、利己的です。気にすることなく、人を愛しなさい。あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。気にすることなく、善を行いなさい。目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。気にすることなく、やり遂げなさい。善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。気にすることなく、し続けなさい。あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。気にすることなく、正直で誠実であり続けなさい・・・あなたの中の最良のものを、この世界に与えなさい。たとえそれが十分でなくても気にすることなく、最良のものをこの世界に与え続けなさい。最後に振り返ると、あなたにもわかるはず、結局は、全てあなたと内なる神との間のことなのです。あなたと他の人の間のことであったことは一度もなかったのです」。

-

Copyright© 日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.