江戸川区南篠崎町にあるキリスト教会です

日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2006年5月31日祈祷会(?テモテ2章、外なる迫害と内なる迫害の中にあるテモテへ)

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1.外なる迫害の戦いの中にあるテモテへ

・パウロはローマ帝国からの迫害の中で脱落者が出始めているエペソ教会の牧会者テモテに、「委ねられた福音を教会の人々に教え、キリストの兵士として強くあれ」と勧める(1:15参照)。
―?テモテ2:1-3「私の子よ、あなたはキリスト・イエスにおける恵みによって強くなりなさい。そして、多くの証人の面前で私から聞いたことを、ほかの人々にも教えることのできる忠実な人たちにゆだねなさい。キリスト・イエスの立派な兵士として、私と共に苦しみを忍びなさい」。
・キリストが世から憎まれたように、キリストの弟子たちも迫害を受ける。しかし、キリストは十字架からよみがえられた。悪は私を牢獄につなぐことはできるが、神の言葉をつなぐことは出来ないのだ。
―?テモテ2:8-9「イエス・キリストのことを思い起こしなさい。私の宣べ伝える福音によれば、この方は、ダビデの子孫で、死者の中から復活されたのです。この福音のために私は苦しみを受け、ついに犯罪人のように鎖につながれています。しかし、神の言葉はつながれていません」。
・牢獄につながれるという苦しみも、主は良いものに変えて下さる。それはパウロが経験したことだった。
―ピリピ1:12-14「私の身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったと知ってほしい。私が監禁されているのはキリストのためであると兵営全体その他の全ての人々に知れ渡り、主に結ばれた兄弟たちの中で多くの者が、私の捕らわれているのを見て確信を得、恐れることなくますます勇敢に、御言葉を語るようになったのです」。
・キリストと共に死に、キリストと共に生きる。2:11-13は迫害時における信仰を歌ったもので、当時の讃美歌の一節である。キリストは共におられる、牢の中でも、処刑台の上にも。
―?テモテ2:11-13「私たちは、キリストと共に死んだのなら、キリストと共に生きるようになる。耐え忍ぶなら、キリストと共に支配するようになる。キリストを否むなら、キリストも私たちを否まれる。私たちが誠実でなくても、キリストは常に真実であられる。キリストは御自身を否むことができないからである。」

2.内なる迫害との戦いの中にあるテモテへ

・教会も人の集まりである以上、必ず分派が生まれる。異なる福音を説く者が出る。しかし、そのような者と論争してはならない。論争からは何も生まれない。大切なのは命の御言葉を伝え、生きることだ。
―?テモテ2:14-16「言葉をあげつらわないようにと、神の御前で厳かに命じなさい。そのようなことは、何の役にも立たず、聞く者を破滅させるのです。あなたは、適格者と認められて神の前に立つ者、恥じるところのない働き手、真理の言葉を正しく伝える者となるように努めなさい。俗悪な無駄話を避けなさい」。
・分派によって教会が混乱したとしても、教会の土台は揺るがない。教会は固い土台の上に立っている。その土台とは「主は御自分の者たちを知っておられる」こと、「主の名を呼ぶ者は皆、不義から身を引く」ことである。
―?テモテ2:19「神が据えられた堅固な基礎は揺るぎません。そこには、「主は御自分の者たちを知っておられる」と、また「主の名を呼ぶ者は皆、不義から身を引くべきである」と刻まれています」。
・異端者と論争せず、彼らから遠ざかりなさい。神があなたを用いてくださる時、あなたは貴い器になるのだ。
―?テモテ2:20-21「大きな家には金や銀の器だけではなく、木や土の器もあります。一方は貴いことに、他方は普通のことに用いられます。だから、今述べた諸悪から自分を清める人は、貴いことに用いられる器になり、聖なるもの、主人に役立つもの、あらゆる善い業のために備えられたものとなるのです」。
・反対者を打ちのめして論ぱくすることが、異端者を悔い改めに導く道ではない。彼らに親切にし、自分の信仰について証し、必要なときには耐え忍び、相手を柔和に戒めなさい。
―?テモテ2:23-25「愚かで無知な議論を避けなさい・・・そのような議論は争いのもとになります。主の僕たる者は争わず、全ての人に柔和に接し、教える事ができ、よく忍び、反抗する者を優しく教え導かねばなりません」。
・相手の心を変えうるのは神だけだ。私たちは、倦むことのない愛を持って、神が働かれる余地を作ればよい。
―?テモテ2:25-26「反抗する者を優しく教え導かねばなりません。神は彼らを悔い改めさせ、真理を認識させて下さるかもしれないのです。こうして彼らは、悪魔に生け捕りにされてその意のままになっていても、いつか目覚めてその罠から逃れるようになるでしょう」。
・キング牧師は黒人解放闘争の中で、迫害する白人を憎むことを固く禁じた。彼は言う「私たちは敵を好きになることは出来ない。しかし、愛することは出来る。愛は敵を友に変えることの出来る唯一の力である」。
―ローマ12:19-20「愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。・・・あなたの敵が飢えていたら食べさせ、渇いていたら飲ませよ。そうすれば、燃える炭火を彼の頭に積むことになる」。

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