江戸川区南篠崎町にあるキリスト教会です

日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2006年9月6日祈祷会(ヘブル8章、古い契約と新しい契約)

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1.破棄された古い契約

・信徒たちは迫害の中でユダヤ教に戻ろうとしている。ユダヤ教の祭司制度はモーセと結ばれた契約を基にしているが、この契約は破棄され、新しい契約が立てられた。新しい契約の祭司こそ、キリストなのだと著者は説く。
―ヘブル8:1-2「今述べている事の要点は、私たちにはこのような大祭司が与えられていて、天におられる大いなる方の玉座の右の座に着き、人間ではなく主がお建てになった聖所、真の幕屋で、仕えておられるという事です」。
・モーセは神から指示を受け、幕屋=神殿を作った。地上の幕屋は天の幕屋の模型であり、地上の幕屋に仕えるのがレビ人である。ユダヤ教に戻るとは天の幕屋を捨てて、地上の模造品の幕屋に戻ることなのだと著者は言う。
―ヘブル8:3-6「すべて大祭司は、供え物といけにえとを献げるために、任命されています。・・・もし、地上におられるのだとすれば、律法に従って供え物を献げる祭司たちが現にいる以上、この方は決して祭司ではありえなかったでしょう。この祭司たちは、天にあるものの写しであり影であるものに仕えており、そのことは、モーセが幕屋を建てようとしたときに、お告げを受けたとおりです。神は『見よ、山で示された型どおりに、すべてのものを作れ』と言われたのです。しかし、今、私たちの大祭司は、それよりはるかに優れた務めを得ておられます。更にまさった約束に基づいて制定された、更にまさった契約の仲介者になられたからです」。
・モーセとの間に結ばれた古い契約は破棄され、新しい契約が結ばれたのだ。
―ヘブル8:7-8「もし、あの最初の契約が欠けたところのないものであったなら、第二の契約の余地はなかったでしょう。事実、神はイスラエルの人々を非難して次のように言われています『見よ、私がイスラエルの家、またユダの家と、新しい契約を結ぶ時が来ると、主は言われる』」。

2.新しい契約に生きる

・新しい契約が述べられているのはエレミヤ31章だ。バビロニヤ軍の侵攻(前587年)により、エルサレムは破壊され、王家は断絶し、神殿も破壊された。その時、エレミヤは新しい契約の約束を聞いた。
―エレミヤ31:31「主は言われる、見よ、私がイスラエルの家とユダの家とに新しい契約を立てる日が来る。」
・その契約は、旧い契約の更新ではありえない。人間は契約を守ることが出来ないからである。契約を更新しても、また人間の側から破るであろう。救済は神の恩恵以外にはありえない。
―エレミヤ31:32「この契約は私が彼らの先祖をその手をとってエジプトの地から導き出した日に立てたようなものではない。私は彼らの夫であったのだが、彼らはその私の契約を破ったと主は言われる。」
・新しい契約においては、「神が語りかけ人が聞く」と言うこと自体が廃止され、神の意志は直接人の心に置かれる。人間はその心の中に神の意志を担い、神の意志のみを欲するようになる。
―エレミヤ31:33「しかし、それらの日の後に私がイスラエルの家に立てる契約はこれである。すなわち私は、私の律法を彼らのうちに置き、その心にしるす。私は彼らの神となり、彼らは私の民となると主は言われる。」
・イスラエルは「あなたの神、主を愛しなさい」(申命記6:5)と命じられたが、その結果がこの破滅である。もはや、人間の側からの救いはないから「神がその律法を人間の中におき、心に記す」(31:33)ことが起きる。
―エレミヤ31:34「人はもはや、おのおのその隣とその兄弟に教えて、『あなたは主を知りなさい』とは言わない。それは、彼らが小より大に至るまで皆、私を知るようになるからであると主は言われる。私は彼らの不義をゆるし、もはやその罪を思わない」。
・ここに新しい契約が結ばれた。新しい契約が結ばれた時、最初の契約は既に破棄されたのだ。
―ヘブル8:13「神は『新しいもの』と言われることによって、最初の契約は古びてしまったと宣言されたのです。年を経て古びたものは、間もなく消えうせます」。
・パウロはこの新しい契約がキリストの十字架により成就したと理解した。これが新約(新しい契約)である。
―?コリント3:3-6「あなたがたは、キリストが私たちを用いてお書きになった手紙として公にされています。墨ではなく生ける神の霊によって、石の板ではなく人の心の板に、書きつけられた手紙です。・・・神は私たちに、新しい契約に仕える資格、文字ではなく霊に仕える資格を与えてくださいました」。
・私たちはこの契約の更新を、主の晩餐式をいただく毎に行う。
―?コリント11:23-25「私があなた方に伝えたことは、私自身、主から受けたものです。すなわち、主イエスは、引き渡される夜、パンを取り、感謝の祈りをささげてそれを裂き『これは、あなたがたのための私の体である。私の記念としてこのように行いなさい』と言われました。また、食事の後で杯も同じようにして『この杯は、私の血によって立てられる新しい契約である。飲む度に、私の記念としてこのように行いなさい』と言われました」。

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