江戸川区南篠崎町にあるキリスト教会です

日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2006年10月18日祈祷会(ヘブル13章、キリストに従う)

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1.信仰の生活化

・著者は手紙を閉じるに当たり、日常生活に関する訓戒を読者に送る。それは信仰を生活の中で生きることであり、その中心は兄弟愛である。兄弟として生きる、その信仰が具体化されなければ、何の意味もない。
―ヘブル13:1-3「兄弟としていつも愛し合いなさい。旅人をもてなすことを忘れてはいけません。そうすることで、ある人たちは、気づかずに天使たちをもてなしました。自分も一緒に捕らわれているつもりで、牢に捕らわれている人たちを思いやり、また、自分も体を持って生きているのですから、虐待されている人たちのことを思いやりなさい」。
・兄弟として生きるとは、具体的には旅人をもてなす(自分が関った人にできるだけの事をする)ことと、獄に囚われている兄弟たちのことを思う(困難の中にいる人に手を伸ばす)ことだ。その基本にあるのは愛の黄金律である。
―マタイ7:12「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である」
・不品行を避け、金銭に執着せず、持っているもので満足しなさい。主は必要なものは与えてくださる。
―ヘブル13:4-6「結婚はすべての人に尊ばれるべきであり、夫婦の関係は汚してはなりません。神は、みだらな者や姦淫する者を裁かれるのです。金銭に執着しない生活をし、今持っているもので満足しなさい。神御自身、「私は、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない」と言われました。だから、私たちは、はばからずに次のように言うことができます。「主は私の助け手。私は恐れない。人は私に何が出来るだろう。」」
・結婚は許されるが、姦淫は貪りだ。所有は禁止されないが、持っているもので満足することが求められている。神は必要なものは与えてくださることを信じるゆえに、キリスト者は貪りと貪欲から解放される。
―マタイ6:32-34「あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要な事をご存じである。何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすればこれらのものはみな加えて与えられる。だから、明日のことまで思い悩むな」。

2.キリストに従う

・信仰の戦いを全うして死んだ先人たちを思い起こせ、特にその死に様を見よと著者は言う。ある者は苦難の中で死に、ある者は約束の成就を見ずに死んでいった。しかし、彼らの死は無駄ではない。
―ヘブル11:13「この人たちは皆、信仰を抱いて死にました。約束されたものを手に入れませんでしたが、はるかにそれを見て喜びの声をあげ、自分たちが地上ではよそ者であり、仮住まいの者であることを公に言い表したのです」。
・キリストも十字架上でうめきを上げて死んでいかれた。しかし、神はキリストを復活させて下さった。キリストは今も生きてあなたと共におられる。
―ヘブル13:7-8「あなたがたに神の言葉を語った指導者たちのことを、思い出しなさい。彼らの生涯の終わりをしっかり見て、その信仰を見倣いなさい。イエス・キリストは、きのうも今日も、また永遠に変わることのない方です」。
・キリストはあなた方を贖うために、エルサレム城門の外で苦難にあわれた。それは贖いの子羊としての死だった。キリストが死なれたゴルゴダの丘こそ私たちの祭壇なのだ。
―ヘブル13:10-12「私たちには一つの祭壇があります。・・・罪を贖うための動物の血は、大祭司によって聖所に運び入れられますが、その体は宿営の外で焼かれるからです。それで、イエスもまた、御自分の血で民を聖なる者とするために、門の外で苦難に遭われたのです」。
・だから私たちも門の外に出て(エルサレムから出て、ユダヤ教の束縛から離れて)、イエスの御許に行こうではないか。
―ヘブル13:13-14「だから、私たちは、イエスが受けられた辱めを担い、宿営の外に出て、そのみもとに赴こうではありませんか。私たちはこの地上に永続する都を持っておらず、来るべき都を探し求めているのです」。
・神が喜ばれるいけにえはあなた方の良い行いと施しなのだ(参照:アモス5:21-24)。それを神に捧げようではないか。
―ヘブル13:15-16「だから、イエスを通して賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえる唇の実を、絶えず神に献げましょう。善い行いと施しとを忘れないでください。このようないけにえこそ、神はお喜びになるのです」。
・そのためには、教会の指導者を敬い、彼の言葉に耳を傾けなさい。彼らはあなた方を養う牧者=羊飼いなのだ。
―ヘブル13:17「指導者たちの言うことを聞き入れ、服従しなさい。この人たちは、神に申し述べる者として、あなたがたの魂のために心を配っています。彼らを嘆かせず、喜んでそうするようにさせなさい。そうでないと、あなたがたに益となりません」。
・最後に著者は祝祷を持って、手紙を閉じる。
―ヘブル13:20-21「永遠の契約の血による羊の大牧者、わたしたちの主イエスを、死者の中から引き上げられた平和の神が、御心に適うことをイエス・キリストによってわたしたちにしてくださり、御心を行うために、すべての良いものをあなたがたに備えてくださるように。栄光が世々限りなくキリストにありますように、アーメン」。

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