江戸川区南篠崎町にあるキリスト教会です

日本バプテスト連盟 篠崎キリスト教会

2005年7月27日祈祷会(?コリント7章、神の御心に沿った悲しみ)

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1.心を開いてください

・パウロの反対者はパウロのことを「不正を働き、教会からお金をくすねとっている」と批判したらしい。それに対してパウロはコリント教会に請う「私に心を開いてください」と。
−?コリ6:11-13、7:2「コリントの人たち、私たちはあなたがたに率直に語り、心を広く開きました・・・子供たちに語るように私は言いますが、あなたがたも同じように心を広くしてください・・・私たちに心を開いてください。私たちはだれにも不義を行わず、だれをも破滅させず、だれからもだまし取ったりしませんでした」。
・伝道者の思いと信徒の思いが行き違いになり、伝道者への批判が外部よりも内部で激しくなる時がある。虚偽の宣伝が人の心を惑わす時もある。パウロは人々に訴える「あなた方は私の心の中にいるのだ」と。
−?コリ7:3-4「あなたがたを、責めるつもりで、こう言っているのではありません。前にも言ったように、あなたがたは私たちの心の中にいて、私たちと生死を共にしているのです。私はあなたがたに厚い信頼を寄せており、あなたがたについて大いに誇っています。私は慰めに満たされており、どんな苦難のうちにあっても喜びに満ちあふれています」。

2.神の御心に沿った悲しみ

・パウロは「涙の手紙」をテトスに持たせてコリントへ送った。トロアスでテトスと会う予定だったが、会えずに、マケドニアにまで行く。放蕩息子の帰りを待ちわびる父親のようだ。パウロはコリントの人々を愛している。
−?コリ2:12-13、7:5「私は、キリストの福音を伝えるためにトロアスに行ったとき、主によって私のために門が開かれていましたが、兄弟テトスに会えなかったので、不安の心を抱いたまま人々に別れを告げて、マケドニア州に出発しました。・・・マケドニア州に着いたとき、私たちの身には全く安らぎがなく、ことごとに苦しんでいました。外には戦い、内には恐れがあったのです」。
・しかし、神は打ちしおれるものを慰めて下さる。マケドニアでテトスに会えたばかりか、コリントの人々が悔い改めて、パウロのことを気遣っていると聞いた時、パウロは一転して喜びに満たされる。
−?コリ7:6-7「気落ちした者を力づけてくださる神は、テトスの到着によって私たちを慰めてくださいました。テトスが来てくれたことによってだけではなく、彼があなたがたから受けた慰めによっても、そうしてくださったのです。つまり、あなたがたが私を慕い、私のために嘆き悲しみ、私に対して熱心であることを彼が伝えてくれたので、私はいっそう喜んだのです」。
・パウロは涙の書簡のような厳しい手紙を書いたことを気にもんでいた。手紙がコリントの人々を悲しませたことは事実だ。しかし、その悲しみは必要な悲しみだったのだとパウロは述べる。
新共同 ?コリ7:8-9「あの手紙によってあなたがたを悲しませたとしても、私は後悔しません。確かに、あの手紙が一時にもせよ、あなたがたを悲しませたことは知っています。たとえ後悔したとしても、今は喜んでいます。あなたがたがただ悲しんだからではなく、悲しんで悔い改めたからです。あなたがたが悲しんだのは神の御心に適ったことなので、私たちからは何の害も受けずに済みました」。
・この世の悲しみには「神の御心に適った悲しみ」と、「世の悲しみ」がある。御心に適った悲しみは人を悔い改めと救いに導く。世の悲しみは人を出口のない苦しみと死に導くのだ。
−?コリ7:10-11「神の御心に適った悲しみは、取り消されることのない救いに通じる悔い改めを生じさせ、世の悲しみは死をもたらします。神の御心に適ったこの悲しみが、あなたがたにどれほどの熱心、弁明、憤り、恐れ、あこがれ、熱意、懲らしめをもたらしたことでしょう」。
・パウロが激しい問責の手紙を書くに至ったのは、前回のコリント訪問で受けた中傷と非難であった。コリントの人たちは自分たちがパウロの反対者による攻撃や非難に無関心でいたり、何もしなかったことを悔い改めた。
−?コリ7:11-12「例の事件に関しては、あなたがたは自分がすべての点で潔白であることを証明しました。ですから、あなたがたに手紙を送ったのは、不義を行った者のためでも、その被害者のためでもなく、私たちに対するあなたがたの熱心を、神の御前であなたがたに明らかにするためでした」。
・悲しみを御心に沿ったものにするか、世の悲しみにするかは私たち次第だ。悲しみを避けないで、正面から受取る勇気を出せと聖書は言う。
−ヘブル12:4-12「あなたがたはまだ、罪と戦って血を流すまで抵抗したことがありません。・・およそ鍛錬というものは、当座は喜ばしいものではなく、悲しいものと思われるのですが、後になるとそれで鍛え上げられた人々に、義という平和に満ちた実を結ばせるのです。だから、萎えた手と弱くなったひざをまっすぐにしなさい」。

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