日本バプテスト連盟篠崎キリスト教会 信仰告白
1973年11月3日、日本バプテスト篠崎キリスト教会を組織するにあたり、次のように信仰告白いたします。
1 聖書
聖書は神の霊感によって書かれたものであって、救い主イエス・キリストを証しする唯一の書である。更に聖書は誤りのない神の言葉であり、人類を救う神の御旨を示すものであることを信じます。従って、聖書はキリスト者の信仰生活における唯一完全な、しかも真実な基準であることを信じます。
2 神
私たちは、全知全能にして、万物の創造主なる唯一の活ける真の神を信じます。この神は、父・子・聖霊の三位一体なる神であって、イエス・キリストにおいてご自身をあらわされ、人類救済の業と万物の支配において、愛と義をあらわされる人格神であることを信じます。
3 人間
全ての人間は、神の栄光をあらわすために、神の像に似せて造られ、神に応答すべきものであったにもかかわらず、神への不従順により、罪に落ち永遠の滅びに定められたことを信じます。
4 救い
主イエス・キリストは、父なる神の御旨に従い、私達罪人の救いのために十字架にかかり、全きあがないとして御自身を神にささげられました。イエス・キリストは死んで葬られ、三日目によみがえり、聖霊において今もなお生きて、私達と共に働き父なる神の右に座しておられることを信じます。私達はこのキリストを信じることにより、一切の罪をゆるされ、完全な救いにあずかり新しき者とされ、永遠の生命に生かされることを信じます。
5 悔い改め、信仰、新生、聖化、選び
人間が、永遠の滅びから救われるためには、罪の悔い改めと、イエス・キリストを救い主と信じる信仰によらなければなりません。また、聖霊の導きによって、イエスが主であることを告白し、新生の経験をなし、さらに聖化にあずかることを信じます。神の選びは、神の永遠の目的であり、罪人の新生、聖化、救済の業が行われ、福音を信じる結果、神の選びのめぐみを確認できると信じます。
6 教会
教会は、神の恵みによって罪の赦しを得、バプテスマを受けた新生者の自主的な集まりであることを信じます。教会はイエス・キリストをかしらとするキリストの体であり、イエス・キリストが定められた礼典を守り、互いに愛をもって仕え合い、福音の宣教をなし、主の御委託に答えるものであることを信じます。
7 礼典
教会の守るべき礼典は、バプテスマと主の晩餐の二つであって、これは主イエス・キリストによって定められたものであることを信じます。バプテスマは、父・子・聖霊の御名によって行われる信仰者の水による浸礼であって、この形においてキリストと共に葬られ、罪に死に、更にまたキリストと共に新しい生命に甦ったことを象徴するものであり、教会の交わりに、入るために不可欠の礼典であることを信じます。主の晩餐はパンと杯とを用いて、主が私たちの罪を赦すために十字架についてくださった贖罪愛を記念し、主の再臨を待望しつつ世の終わりまで守るべきものであることを信じます。
8 主の日
私たちは、一週の初めの日、日曜日をイエス・キリストの復活を記念する主の日として公の礼拝をささげ、この日を神のために、また各自の霊的生活のために、聖く守るべき日であることを信じます。
9 教会と国家
私たちは、イエス・キリストが教会のかしらであり、またこの世のもろもろの権威に対しても主であることを信じます。国家の権威は、神の権威に従属し、ただ人間社会の秩序のためにあることを信じます。従って教会はそのために祈り、とりなし、キリストの御旨に反しない限り、良心的にこれに従うべきであることを信じます。
10 終末
私たちは、この世の終末が来ることを信じます。この時、イエス・キリストは王の王として再び来られ、この世を裁き、私たち一人一人はその各々のわざに従って裁きの座に立たされます。そして、信仰による義人は永遠の命、また罪人は永遠の滅びに定められることを信じます。