今週の説教
2025年11月2日(アモス書1:1、2:6-16 イスラエルへの審判)
YouTube (正義と憐れみの神の声に応える) ・おはようございます。アモス書3週の内の1週目です。 私たちは日々の生活の中で、人間関係や社会の問題に直面しながら、「神はどのようなことを私たちに求めておられるのだろうか」と思い悩むことがあります。旧約聖書アモス書1章と2章は、まさにその問いに対する答えの一つを示しています。アモスは紀元前8世紀、社会的・宗教的腐敗が進んだイスラエルとその周辺諸国に向けて、神の言葉を預かった預言者でした。 ・アモス書に記されている神の声は、私たちが社会の中でどのように生きるべきかという指針を与えてくれます。預言者アモスの使命は、単なる警告ではなく、神との関係を回復し、隣人に対する愛と正義を実践することへと人々を導くものでした。私たちもまた、日々の選択や行動を通して、神の求められる正義と憐れみを自らの生活の中に反映させることが求められています。 (アモス書1章と2章の背景) ・アモス書の冒頭である1章と2章では、まずイスラエルの隣国であるダマスコ、ガザ、ティルス、エドム、アモン、モアブといった諸国への神の裁きが語られます。これらの国々は、暴力や残虐、背信な ...


