すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

トップ  >  マタイによる福音書  >  2002年10月9日  マタイ11:1-19  ヨハネとイエス
1.ヨハネがイエスに使いを出す(11:1-6)

・ヨハネはヘロデ王により獄につながれていた(マルコ6:17-18)。彼は獄中でイエスの評判を聞いたが、それはヨハネの予期に反するものであったため、イエスのもとに使いを送った。
―マタイ11:3「きたるべきかたはあなたなのですか。それとも、ほかにだれかを待つべきでしょうか」。
・ヨハネの考えるメシアとは世の裁き主、改革者であった。
―マタイ3:11-12「このかたは、聖霊と火とによっておまえたちにバプテスマをお授けになるであろう。また、箕を手に持って、打ち場の麦をふるい分け、麦は倉に納め、からは消えない火で焼き捨てるであろう」。
・しかし、イエスが為されていたのは病気の人をいやし、悪霊を追い出されることであった。ヨハネはこれがメシアかとの疑念を持った。そのヨハネの使者にイエスは「見たままを伝えよ」と言われた。
―マタイ11:4-5「行って、あなたがたが見聞きしていることをヨハネに報告しなさい。盲人は見え、足なえは歩き、らい病人はきよまり、耳しいは聞え、死人は生きかえり、貧しい人々は福音を聞かされている。」
・ヨハネはイエスにつまずいている。彼の信仰はあくまでも律法を行うことによる救いであったからだ。
―マタイ3:7-8「まむしの子らよ、迫ってきている神の怒りから、おまえたちはのがれられると、だれが教えたのか。だから、悔改めにふさわしい実を結べ。」

2.預言者の時代は終った(11:7-14)

・ヨハネは偉大な預言者であった。しかし、神の子が来た以上、もう預言者は要らない。
―マタイ11:11「女の産んだ者の中で、バプテスマのヨハネより大きい人物は起らなかった。しかし、天国で最も小さい者も、彼よりは大きい。」
・ヨハネの信仰は律法を守り、功績を積んで神の国を奪い取ろうとするものであった。しかし、神の国は向こうから近づいてくるものであり、恵みとしてそれを受け入れよとイエスは言われる。
―マタイ11:12「バプテスマのヨハネの時から今に至るまで、天国は激しく襲われている。そして激しく襲う者たちがそれを奪い取っている。」

3.人々はヨハネにも従わず、イエスにも従わない(11:15-19)

・ヨハネが来て悔改めの禁欲を教えると、人々はヨハネを悪霊につかれた者と言う。
―マタイ11:17-18「弔いの歌を歌ったのに、胸を打ってくれなかった・・・ヨハネがきて、食べることも、飲むこともしないと、あれは悪霊につかれているのだ、と言う」
・イエスが来て、神の国は来たと喜ばしい訪れを伝えると、人々はイエスを大食漢で大酒のみと批判する。
―マタイ11:17-19「わたしたちが笛を吹いたのに、あなたたちは踊ってくれなかった。・・・人の子がきて、食べたり飲んだりしていると、見よ、あれは食をむさぼる者、大酒を飲む者、また取税人、罪人の仲間だ、と言う。」
・人々は批判するだけで何も行おうとはしない。彼らはヨハネの痛みもイエスの喜びも理解しない。
―マタイ23:2-3「律法学者とパリサイ人とは、モーセの座にすわっている。だから、彼らがあなたがたに言うことは、みな守って実行しなさい。しかし、彼らのすることには、ならうな。彼らは言うだけで、実行しないから。」
・現代の教会も、人々の冷笑と無視の中にある。この中で、私たちは人々が聞こうと聞くまいと十字架の言葉を伝える。その言葉に力があることを知るからである。
―汽灰螢鵐1:23-25「私たちは、十字架につけられたキリストを宣べ伝える。このキリストは、ユダヤ人にはつまずかせるもの、異邦人には愚かなものであるが、召された者自身にとっては、ユダヤ人にもギリシヤ人にも、神の力、神の知恵たるキリストなのである。神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからである。」
・人々は平安を求めている。神の言葉は求める人には届く。
―使徒2:37-38「人々はこれを聞いて、強く心を刺され、ペテロやほかの使徒たちに、「兄弟たちよ、わたしたちは、どうしたらよいのでしょうか」と言った。すると、ペテロが答えた、「悔い改めなさい。そして、あなたがたひとりびとりが罪のゆるしを得るために、イエス・キリストの名によって、バプテスマを受けなさい。そうすれば、あなたがたは聖霊の賜物を受けるであろう。」

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