すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

トップ  >  マタイによる福音書  >  2002年7月17日 マタイ6:25-34 思い悩むな
1.食べるもののことでわずらうな(25−27節)

・思い悩むなと言う説教は、直接的には弟子たちに対して語られている。
―ルカ12:22「それから弟子たちに言われた、それだから、あなたがたに言っておく。何を食べようかと、命のことで思いわずらい、何を着ようかとからだのことで思いわずらうな。」
・弟子たちはすべてを捨ててイエスに従って来た。しかし、何時までこのような放浪の生活を続けられるのかという不安が彼らの中に強くあった。
―ルカ9:3「旅のために何も携えるな。つえも袋もパンも銭も持たず、また下着も二枚は持つな。」
・民衆からの喜捨で生きていく弟子たちを励ますために「父が養って下さるから思い煩うな」と言われた。「播くこと、刈ること、取り入れること」は男たちの仕事であったが、弟子たちは福音を伝えて生きていく。
―マタイ6:26「空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない。それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる。あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか。」
・あなた方はすべてを捨てて従ってくれた。それは捨てなかった人たちよりも価値があるではないか。
―マタイ19:21-22「イエスは彼に言われた、「もしあなたが完全になりたいと思うなら、帰ってあなたの持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に宝を持つようになろう。そして、わたしに従ってきなさい」。この言葉を聞いて、青年は悲しみながら立ち去った。たくさんの資産を持っていたからである。」

2.着るもののことでわずらうな(28−30節)

・従ってくるものの中には婦人たちもいた。その婦人たちに言われる(働き紡ぐことは婦人の仕事であった)。
―マタイ6:28「また、なぜ、着物のことで思いわずらうのか。野の花がどうして育っているか、考えて見るがよい。働きもせず、紡ぎもしない。」
・草花でさえ、装って下さる神があなた方を装わないことがあろうか。
―汽撻謄3:3-4「あなたがたは、髪を編み、金の飾りをつけ、服装をととのえるような外面の飾りではなく、かくれた内なる人、柔和で、しとやかな霊という朽ちることのない飾りを、身につけるべきである。これこそ、神のみまえに、きわめて尊いものである。」

3.衣食の問題は神を知らない人たちが追い求める問題ではないのか(31−34節)。

・神を知らない者達は自分しか頼るものが無いから不安なのだ。
―マタイ6:30-32「ああ、信仰の薄い者たちよ。だから、何を食べようか、何を飲もうか、あるいは何を着ようかと言って思いわずらうな。これらのものはみな、異邦人が切に求めているものである。」
・不安だから彼らは偶像を拝む。偶像は不安を忘れる為に人間が造ったものだ。
―出エジプト記32:1「民はモーセが山を下ることのおそいのを見て、アロンのもとに集まって彼に言った、「さあ、わたしたちに先立って行く神を、わたしたちのために造ってください。わたしたちをエジプトの国から導きのぼった人、あのモーセはどうなったのかわからないからです」。
・あなた方は私を通して父を知っているではないか、だから父に依り頼め。父は養って下さる。
―ルカ12:32「恐れるな、小さい群れよ。御国を下さることは、あなたがたの父のみこころなのである。」
・神の国と神の義を求めることこそ、私が教えた祈りではないか。
―マタイ6:9-10「だから、あなたがたはこう祈りなさい、天にいますわれらの父よ、御名があがめられますように。御国がきますように。みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように。」
・この祈りが祈られるところでは、生活の必要なものは与えられるのだ。
―マタイ6:11-13「わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与えください。わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、わたしたちの負債をもおゆるしください。わたしたちを試みに会わせないで、悪しき者からお救いください。」
・明日のパンは明日与えられる。だから、今日の重荷だけを負え。
ルカ22:35「彼らに言われた、「わたしが財布も袋もくつも持たせずにあなたがたをつかわしたとき、何かこまったことがあったか」。彼らは、「いいえ、何もありませんでした」と答えた。」
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