すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

トップ  >  マタイによる福音書  >  2002年6月19日  マタイ5:33−42  復讐するな
1.誓うな

・誓うな、なぜならば守ることが出来ないからである。もし守れると思うのであればそれは傲慢である。
―マタイ5:33-37「あなたがたも聞いているとおり、昔の人は、『偽りの誓いを立てるな。主に対して誓ったことは、必ず果たせ』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。一切誓いを立ててはならない。」
・イエスは、人間は誓いを守ることが出来ないことを知っておられた。そしてその弱さを裁かれない。
―マタイ26:34-35「イエスは言われた。『はっきり言っておく。あなたは今夜、鶏が鳴く前に、三度わたしのことを知らないと言うだろう。』ペトロは、『たとえ、御一緒に死なねばならなくなっても、あなたのことを知らないなどとは決して申しません』と言った。弟子たちも皆、同じように言った。」
・自分が誓いを守ることに出来ない人間だと知り、悔改めることで新しい自己が生まれる。
―ヨハネ21:17-18「三度目にイエスは言われた。『ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。』ペトロは、イエスが三度目も、『わたしを愛しているか』と言われたので、悲しくなった。そして言った。『主よ、あなたは何もかもご存じです。わたしがあなたを愛していることを、あなたはよく知っておられます。』イエスは言われた。『わたしの羊を飼いなさい。はっきり言っておく。あなたは、若いときは、自分で帯を締めて、行きたいところへ行っていた。しかし、年をとると、両手を伸ばして、他の人に帯を締められ、行きたくないところへ連れて行かれる。』」

2.復讐するな

・イエスはたとえ許された行為であっても報復するなと言われる。
―マタイ5:38-39「あなたがたも聞いているとおり、『目には目を、歯には歯を』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。」
・右の頬を打たれた時、左の頬を差し出す行為は勇気が必要だ。
―右の頬を打たれても打ち返すな、打ち返しても憎しみが生まれるだけだ。
―右の頬を打たれても下を向くな、悪がはびこるだけだ。
―右の頬を打たれた時、左の頬を出せ、悪に対して善をもって勝て。
・パウロはそれを燃える炭火を敵の頭に置くことだと言う。
―ローマ12:17-21「あなたの敵が飢えていたら食べさせ、渇いていたら飲ませよ。そうすれば、燃える炭火を彼の頭に積むことになる。悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい。」
・下着を取ろうとするものには上着を与えよと言われる。上着を与えて裸で震えよとの命である。
―出エジプト記22:25-26「もし、隣人の上着を質にとる場合には、日没までに返さねばならない。なぜなら、それは彼の唯一の衣服、肌を覆う着物だからである。彼は何にくるまって寝ることができるだろうか。」
・借りようとするものには、返してもらうあてが無くとも貸せとも命じられる。
―ルカ6:34-35「返してもらうことを当てにして貸したところで、どんな恵みがあろうか。・・・何も当てにしないで貸しなさい。そうすれば、たくさんの報いがあり、いと高き方の子となる。いと高き方は、恩を知らない者にも悪人にも、情け深いからである。」

3.自己の生存を神に委ねよ

・自己の利益に執着しない時、私たちの心は自由になり、その自由な心に対しては、悪しき者のいかなる威嚇も侵害も無効になる。人が自己に死ぬ時、最も多くのものを神からいただくのだ。
―ヨハネ12:24-26「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。自分の命を愛する者は、それを失うが、この世で自分の命を憎む人は、それを保って永遠の命に至る。」
・私たちの生き方は世の生き方とは異なる。それは、自己の生存を神に委ねる生き方である。
―マタイ5:46-48「自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな報いがあろうか。徴税人でも、同じことをしているではないか。自分の兄弟にだけ挨拶したところで、どんな優れたことをしたことになろうか。異邦人でさえ、同じことをしているではないか。だから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。」
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