すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.金の子牛の製作


・モーセは律法を受けるためにシナイ山に登り、40日40夜を過ごした。山の下では、モーセが帰らないことに民は不安を持ち始め、アロンに「見える神」を造ってほしいと要望する。
―出エジプト記32:1「モーセが山からなかなか下りて来ないのを見て、民がアロンのもとに集まって来て『さあ、我々に先立って進む神々を造ってください。エジプトの国から我々を導き上った人、あのモーセがどうなってしまったのか分からないからです』と言った」
・アロンは彼らを説得しようともせず、民に迎合して、進んで偶像を造った。
―出エジプト記32:2-4「アロンは彼らに言った。『あなたたちの妻、息子、娘らが着けている金の耳輪をはずし、私のところに持って来なさい。』 民は全員、着けていた金の耳輪をはずし、アロンのところに持って来た。彼はそれを受け取ると、のみで型を作り、若い雄牛の鋳像を造った。すると彼らは『イスラエルよ、これこそあなたをエジプトの国から導き上ったあなたの神々だ』と言った。」
・祭司のアロンは人々の要望を受けて、偶像を造った。教会が人々の要望を中心にして運営される時、教会もまた偶像礼拝に陥る。偶像礼拝とは像を拝むことではなく、自分達に都合の良い神を拝むことだ。
―砧鷁Φ12:26-28「ヤロブアムは心に思った。『・・・この民が生贄をささげるためにエルサレムの主の神殿に上るなら、この民の心は再び彼らの主君、ユダの王レハブアムに向かい、彼らは私を殺して、ユダの王レハブアムのもとに帰ってしまうだろう。』彼は・・・金の子牛を二体造り、人々に言った。『あなたたちはもはやエルサレムに上る必要はない。見よ、イスラエルよ、これがあなたをエジプトから導き上ったあなたの神である。』」
・モーセが山の上で律法を与えられている時、地上では民がその戒めを破っている。律法はその最初から破られている。人を救うのは律法ではなく、贖罪しかない。だから、キリストは十字架で死ななければいけなかった。


2.主の怒りとモーセの執り成し

・主はその出来事を見て、怒られ、この民を滅ぼすと言われた。
―出エジプト記32:9-10「私はこの民を見てきたが、実にかたくなな民である。今は、私を引き止めるな。私の怒りは彼らに対して燃え上がっている。私は彼らを滅ぼし尽くし、あなたを大いなる民とする。」
・モーセは民のためにとりなし、主は決定を変えられる。主は人の祈りに答えて、自らの意思をも変えられる。
―出エジプト記32:14「主は御自身の民にくだす、と告げられた災いを思い直された。」
・民は赦され、約束どおり、子孫と土地を与えられるだろう。しかし、主と民の関係は今まで通りではない。罪は罪として、その値をはらわなければいけないからだ。
―出エジプト記32:34-35「私があなたに告げた所にこの民を導いて行きなさい。見よ、私の使いがあなたに先立って行く。しかし、私の裁きの日に、私は彼らをその罪のゆえに罰する。」

3.罪の清算

・モーセは山を下り、民の有様を見て怒る。そして民に悔い改めを迫るが、一部の民はかたくなに拒否する。モーセは集まってきたレビ人に悔い改めない民を殺せと命じる。
―出エジプト記32:25-28「モーセは・・・宿営の入り口に立ち『だれでも主につく者は、私のもとに集まれ』と言った。レビの子らが全員彼のもとに集まると、彼らに『イスラエルの神、主がこう言われる。おのおの、剣を帯び、宿営を入り口から入り口まで行き巡って、おのおの自分の兄弟、友、隣人を殺せ』と命じた。レビの子らは、モーセの命じたとおりに行った。その日、民のうちで倒れた者はおよそ三千人であった。」
・モーセは改めて民の赦しを主に求め、必要ならば自分を殺してほしいと懇願する。
―出エジプト記32:31-32「モーセは主のもとに戻って言った。『ああ、この民は大きな罪を犯し、金の神を造りました。今、もしもあなたが彼らの罪をお赦しくださるのであれば……。もし、それがかなわなければ、どうかこの私をあなたが書き記された書の中から消し去ってください。』」
・いつの時代においても人はかたくなで自分の願いしか考えない。指導者はその民を執り成すために立てられる。
―ローマ9:3「私自身、兄弟たち、つまり肉による同胞のためならば、キリストから離され、神から見捨てられた者となってもよいとさえ思っています。」
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