すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.神はノアと息子たちを祝福された(1節、7節)。

・再創造に伴う新たな祝福である。
―創世記1:28「神は彼らを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物すべて支配せよ。」
・今回は祝福の中に、肉食や殺人が前提とされている。人間の罪を前提にした統治の許しである。
―創世記8:21「人に対して大地を呪うことは二度とすまい。人が心に思うことは、幼いときから悪いのだ。わたしは、この度したように生き物をことごとく打つことは、二度とすまい。」

2.神は「もう人を滅ぼすことはしない」と改めて誓われた(11節)。

・神が変わられた。最初の創造は神の休息で終っている。再創造は神が武器を置くことで終った。この世が罪の世であることを認めた上で、なお生けるものを滅ぼさないと言う和解の契約が立てられている。
―その約束の徴として虹が立てられた(12―17節)。
・ここにおいて、審きが恵みに変わる。その転回点が8:1である。
―創世記8:1「神は、ノアと彼と共に箱舟にいたすべての獣とすべての家畜を御心に留め、地の上に風を吹かせられたので、水が減り始めた。」
・神はどのようなときにも人を忘れられない。その確信が聖書を貫いている。
―ヨブ記14:13「どうか、わたしを陰府に隠してください。あなたの怒りがやむときまで/わたしを覆い隠してください。しかし、時を定めてください/わたしを思い起こす時を。」

3.人は救われるために一度死なねばならない。これが洪水の意味である。

・古い自分に死に、新しい存在として生き返る。
―ヨハネ3:5「イエスはお答えになった。はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。」
・私たちはその信仰告白としてバプテスマを受ける。
―ローマ6:4-5「わたしたちは洗礼によってキリストと共に葬られ、その死にあずかるものとなりました。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。」
―1ペテロ3:20-21「この箱舟に乗り込んだ数人、すなわち八人だけが水の中を通って救われました。この水で前もって表された洗礼は、今やイエス・キリストの復活によってあなたがたをも救うのです。洗礼は、肉の汚れを取り除くことではなくて、神に正しい良心を願い求めることです。」

4.ノアから民族が分かれた。

・父を軽んじるハムは呪われ、父を敬ったセム、ヤフェテは祝福される。セムはイスラエル、ヤフェテはペリシテ、ハムはカナン人の祖先となる。
・両親を敬うことは集団が自己を維持するための戒律である。ハムはそれを侵したため、呪われる。
―出エジプト20:12「あなたの父母を敬え。そうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生きることができる。」

5.ノアは死んだ。正しいものも被造物であれば死ぬ。

―創世記2:7「主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。」
―詩篇146:4「その息が出ていけば彼は土に帰る。その日には彼のもろもろの計画は滅びる。」
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