すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.祭司とは何か


・モーセは律法と契約の仲保者であった。それに対して、祭司は罪の購いの仲保を行う。最初の祭司として任命されたのは、アロンとその子供達であった。
―出エジプト記28:1「祭司として私に仕えさせるために、イスラエルの人々の中から、兄弟アロンとその子ら、すなわち、ナダブ、アビフ、エルアザルとイタマルを、アロンと共にあなたの近くに置きなさい。」
・祭司はその人格ゆえに選ばれるのではない。アロンは偶像の子牛を作った本人であるし、ナダブとアビブは主に逆らって命を落としている。
―出エジプト記32:2-4「アロンは彼らに言った。『あなたたちの妻、息子、娘らが着けている金の耳輪をはずし、私のところに持って来なさい。』民は全員、着けていた金の耳輪をはずし、アロンのところに持って来た。彼はそれを受け取ると、のみで型を作り、若い雄牛の鋳像を造った。すると彼らは『イスラエルよ、これこそあなたをエジプトの国から導き上ったあなたの神々だ』と言った。」
―レビ記10:1-2「アロンの子のナダブとアビフはそれぞれ香炉を取って炭火を入れ、その上に香をたいて主の御前にささげたが、それは、主の命じられたものではない、規定に反した炭火であった。すると、主の御前から火が出て二人を焼き、彼らは主の御前で死んだ。」
・それにもかかわらず祭司は聖別され、聖いものとされる。それは罪の購いを仲保するからである。
―ヘブル5:1-4「大祭司はすべて人間の中から選ばれ、罪のための供え物やいけにえを献げるよう、人々のために神に仕える職に任命されています。大祭司は、自分自身も弱さを身にまとっているので、無知な人、迷っている人を思いやることができるのです。また、その弱さのゆえに、民のためだけでなく、自分自身のためにも、罪の贖いのために供え物を献げねばなりません。また、この光栄ある任務を、だれも自分で得るのではなく、アロンもそうであったように、神から召されて受けるのです。」
・そして聖別されたものとして相応しい祭服を着て、購いの儀式を執り行う。
―出エジプト記28:2-5「あなたの兄弟アロンに威厳と美しさを添える聖なる祭服を作らねばならない。あなたは、私が知恵の霊を与えたすべての知恵ある者たちに説明して、私の祭司として聖別されたアロンのために祭服を作らせなさい。彼らが作るべき衣類は、胸当て、エフォド、上着、格子縞の長い服、ターバン、飾り帯である。あなたの兄弟であるアロンとその子らが祭司として私に仕えるときの聖なる祭服を作るために、彼らは金、青、紫、緋色の毛糸、および亜麻布を受け取る。」


2.祭服の意味


・大祭司はエフォドと呼ばれる衣服を着る。このエフォドには二つの宝石が着けられ、それぞれに12部族の名が刻まれる。大祭司は12部族を代表して、彼らのために購いの儀式を執り行う。
―出エジプト記28:9-12「二個のラピス・ラズリを取り、その上にイスラエルの子らの名を彫りつける。六つの名を第一の石に、残る六つの名を第二の石に、生まれた順に彫りつける。印章に石の細工人が彫るように、イスラエルの子らの名をその二個の石に彫りつけ、その石を金で縁取りする。この二個の石をエフォドの両肩ひもに付け、イスラエルの子らのための記念の石とする。アロンは彼らの名を記念として両肩に付け、主の御前に立つ。」
・また大祭司は胸当てをつける。胸当てにも12部族の名前を記した12の宝石が飾られる。
―出エジプト記28:17-21「それに宝石を四列に並べて付ける。・・・これらの宝石はイスラエルの子らの名を表して十二個あり、それぞれの宝石には、十二部族に従ってそれぞれの名が印章に彫るように彫りつけられている。」
・胸当てにはウリムとトミムを入れた袋がつけられる。このウリムトトミムは神意を占うためのくじであった。大祭司のもう一つの役割は、神意を聞いて民に伝えることであった。
―出エジプト記28:30「裁きの胸当てにはウリムとトンミムを入れる。それらは、アロンが主の御前に出るときに、その胸に帯びる。アロンはこうして、イスラエルの人々の裁きを、主の御前に常に胸に帯びるのである。」
・牧師の役割も同じだ。民のために購いの執り成しをする=教会員のために執り成しの祈りを行うと共に、民に神の御旨を伝える=御言葉を聞いて説教する。生活の全てをこれにかけるとき、罪人も祭司として聖別される。
―エペソ4:11-13「ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を福音宣教者、ある人を牧者、教師とされたのです。
こうして、聖なる者たちは奉仕の業に適した者とされ、キリストの体を造り上げてゆき、ついには、私たちは皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとなり、成熟した人間になり、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長するのです。」
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