すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.洪水物語は二つの資料(伝承)で構成されている。

・異なった記述がある。
―ヤーウェ資料=清い動物は7対、汚れた動物は1対(7:2−3節)。洪水は40日+7日+7日+7
日=61日(7:12他)。
―祭司資料=動物は全て1対(7:8−9節)。洪水は150日+150日=300日(7:24、8:3)。
・重複した資料がある。
―箱舟に入るようにとの命令(6:18−20、7:1−3)―ノアの箱舟乗船(7:7、7:13)
―二度と滅ぼさないとの約束(8:21、9:11)

2.神は洪水により、造られた世界を一旦破壊された。

・洪水により、地は創造前の混沌に戻った。
―創世記7:17「水は四十日間地上を覆った。・・・水は勢力を増し、地の上に大いにみなぎり、箱舟は水の面を漂った。水はますます勢いを加えて・・・およそ天の下にある高い山はすべて覆われた。・・・地上で動いていた肉なるものは全て鳥も家畜も獣も地に群がり這うものも人も、ことごとく息絶えた。」
―創世記1:1-2「はじめに神は天と地とを創造された。地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。」

3.洪水は人間に何の変化ももたらさなかった。しかし、神の心には劇的な変化があった。

・神は人間の滅ぼしを決意されたが、洪水の後では限りない忍耐と寛容をもって人間に関わろうとされる。
―創世記6:5-7「主は、地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計っているのを御覧になって、地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた。主は言われた。『私は人を創造したが、これを地上からぬぐい去ろう。人だけでなく、家畜も這うものも空の鳥も。私はこれらを造ったことを後悔する』」
―創世記8:21-22「主は宥めの香りをかいで、御心に言われた。『人に対して大地を呪うことは二度とすまい。人が心に思うことは、幼いときから悪いのだ。私はこの度したように生き物をことごとく打つことは、二度とすまい。地の続くかぎり、種蒔きも刈り入れも寒さも暑さも、夏も冬も昼も夜も、やむことはない。」
・神は人間が溺れて死ぬのを見て、心を痛められ、思い直された。
―創世記8:1「神は、ノアと彼と共に箱舟にいたすべての獣とすべての家畜を御心に留め、地の上に風を吹かせられたので、水が減り始めた。」
・神は人が悔改めないことを知り、自分の方から人の下に降っていくことを決意された。
―フィリピ2:6-8「キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。」

4.神は洪水を通じて、再び滅ぼすことは無いと約束された。

・人は罪を重ねる。しかし神は再び滅ぼされない。どのような苦難も有限になった。
―エレミヤ書29:10-12「主はこう言われる。バビロンに七十年の時が満ちたなら、わたしはあなたたちを顧みる。・・・わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。そのとき、あなたたちがわたしを呼び、来てわたしに祈り求めるなら、わたしは聞く。」
・第二イザヤは、バビロン捕囚からの開放の預言をノアの洪水を通して聞く。
―イザヤ54:9「これは、私にとってノアの洪水に等しい。再び地上にノアの洪水を起こすことはないとあのとき誓い、今また私は誓う。再びあなたを怒り、責めることはないと。」
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