すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

トップ  >  詩編  >  2012年6月13日祈祷会(詩編146編「天地を造られた主を賛美せよ」)
・「詩編」全150編は146編から150編までの五編の「ハレルヤ詩編」で締めくくられます。その五編は最初が、ハレルヤで始まり、ハレルヤで終わるので「ハレルヤ詩編」と呼ばれます。146編は前後が讃美「ハレルヤ(主をほめよ)」で中間部は教訓です。
−146:1-2「ハレルヤ。わたしの魂よ主を賛美せよ。命のある限り、わたしは主を賛美し、長らえる限り、わたしの神にほめ歌をうたおう。」
・1-2節は命が、長らえる限り主のほめ歌を歌うという詩人の決意であり誓いです。
−146:3-4「君候に依り頼んではならない。人間には救う力はない。霊が人間を去れば、人間は自分の属する土にかえり、その日、彼の思いも滅びる。」
・この146編の君候はペルシャの王たちであると言われています。ペルシャの王キュロス2世はユダヤ捕囚の解放者として、歴史に名を留めています。前539年、新バビロニアを征服、翌年ユダヤ人を解放帰国させ、エルサレムの神殿再建を許可しました。
−エズラ記1:2-4「ペルシャの王キュロスはこう言う。天にいます神、主は、地上のすべての国をわたしに賜った。この主がユダのエルサレムに御自分の神殿を建てることをわたしに命じられた。あなたたちの中で主の民に属する者は誰でも、エルサレムにいますイスラエルの神、主の神殿を建てるために、ユダのエルサレムに上って行くがよい。神が共にいてくださるように。すべての残りの者には、どこに寄留している者にも、その所の人々は銀、金、家財、家畜、エルサレムの神殿への随意の捧げ物を持たせるようにせよ。」
・主はペルシャ王キュロス2世を用い、ユダヤ人にエルサレム神殿の再建をさせようとされました。しかし、彼は前530年東コーカサスで戦死、後継のアタルクセルクセス1世は、その計画を頓挫させます。アタルクセルクセスは反対勢力に押されて、使いをエルサレムに送り、武力介入までして工事を中断させました。
−エズラ記4:18-22「あなたたちの送ってくれた公文書は、わたしの前で翻訳され、読み上げられた。命じて調べさせたところ、その都は昔から歴代の王に対して反抗し、反逆と反乱を起こしたということが確認された。また強い王がエルサレムにいて、ユーフラテス西方全土を統治し、年貢、関税、交通税を徴収したことがあった。従って今、その人々に工事を中止するよう命令せよ。改めてわたしが命令を出すまで、その都は再建されてはならない。この事をなおざりにしないように留意し、損失が大きくなって、王になおいっそうの迷惑が及ばぬようにせよ。」
・彼はユダヤの民の実力を怖れ、その地の民に神殿を建てさせないよう、ユダヤの民を脅し気力を失わせ、さらに議員たちを買収して妨害させました。この妨害は、ペルシャの王ダレイオスの治世の第二年まで続きました。
−エズラ記5:1-5「預言者ハガイとイドの子ゼカリヤが、ユダの人々に向かってその保護者であるイスラエルの神の名によって預言したので、シュアルティエルの子ゼルべルとヨツァダクの子イエシュアは立ち上がって、エルサレムの神殿建築は再開した。神の預言者も彼らと共にいて助けてくれた。そのときには、ユーフラテス西方の総督タナティとシュタル・ボゼナイ、およびその仲間たちが彼らのもとに来て言った。『この神殿を建て、その飾りつけを完成せよ、と誰がお前たちに命令したのか。』そこでまた彼らに『この建物を建てている人々の名前は何というのか。』と尋ねた。しかし、神の目がユダの長老たちの上に注がれていたので、彼らは建築を妨げることができず、その報告がダレイオスになされ、それに対する王の返書が送られてくるのを待った。」
・ハガイとゼカリヤを通してなされた主の預言がユダヤ人たちを奮い立たせて、ペルシャの王ダレイオスの時代に神殿の再建が成りました。結局、ペルシャの王、つまり彼ら君候たちは頼りになりませんでした。
−146:5-6「いかに幸いなことか、ヤコブの神を助けと頼み、主なるその神を待ち望む人、天地を造り、海とその中にあるすべてものを造られた神を。」
・ペルシャの王、君候たちは常に何らかの勢力に揺り動かされ、真の頼りになりませんでした。真の頼りはユダヤの民の祖先ヤコブを助けた主なる神なのです。
−146:7-9「とこしえにまことを守られる主は、虐げられている人のために裁きをし、飢えている人にパンをお与えになる。主は捕われ人を解き放ち、主は見えない人の目を開き、主はうずくまって人を起こされる。主は従う人を愛し、主は寄留の民を守り、みなしごとやもめを励まされる。しかし主は、逆らう者の道をくつがえされる。」
・イスラエルの回復は君候ではなく主なる神により成ったのです。
−イザヤ58:12「人々はあなたの古い廃墟を築き直し、あなたは代々の礎を据え直す。人はあなたを『城壁の破れを直す者』と呼び、『道を直して、人を再び住まわせる者』と呼ぶ。」
・主を賛美するハレルヤで146編は終わります。
146:10「主はとこしえに王。シオンよ、あなたの神は世々に王。ハレルヤ。」
プリンタ用画面
友達に伝える
前
2012年6月6日祈祷会(詩編145編「主よあなたの御名をたたえます」)
カテゴリートップ
詩編
次
2012年6月20日祈祷会(詩編147編「ハレルヤ神をほめ歌え」)