すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.エリシャの行った奇跡

・エリヤを継承したエリシャは、預言者集団の長となる。ある日、預言者の妻がエリシャを訪ね、窮状を訴える。エリシャは彼女を憐れみ、壷の油を増やして、それで借金の返すように計らった。
−粁鷁Φ4:1-7「妻の一人がエリシャに助けを求めて叫んだ『あなたの僕である私の夫が死んでしまいました。・・・債権者が来て私の子供二人を連れ去り、奴隷にしようとしています』。彼は言った『外に行って近所の人々皆から器を借りて来なさい。・・・家に帰ったら、戸を閉めて子供たちと一緒に閉じこもり、その器のすべてに油を注ぎなさい』。彼女はエリシャのもとから出て行くと、戸を閉めて子供たちと一緒に閉じこもり、子供たちが器を持って来ると、それに油を注いだ。・・・彼は言った『その油を売りに行き、負債を払いなさい。あなたと子供たちはその残りで生活していくことができる』」。
・この話はエリヤが行った奇跡とも共通する。主は必要な時には、必要なものを与えてくださる。
−砧鷁Φ17:15-16「やもめは行って、エリヤの言葉どおりにした。こうして彼女もエリヤも、彼女の家の者も、幾日も食べ物に事欠かなかった。主がエリヤによって告げられた御言葉のとおり、壺の粉は尽きることなく、瓶の油もなくならなかった」。
・二番目の奇跡は死んだ子どものよみがえりである。
−粁鷁Φ4:33-37「彼は中に入って戸を閉じ、二人だけになって主に祈った。エリシャは寝台に上がって、子供の上に伏し、自分の口を子供の口に、目を子供の目に、手を子供の手に重ねてかがみ込むと、子供の体は暖かくなった・・・彼女がエリシャのもとに来ると、エリシャは『あなたの子を受け取りなさい』と言った」。
・エリヤもまた子をよみがえらせている。神が命を支配しておられる。そのことを示すためのしるしであった。
−砧鷁Φ17:20-22「彼は子供の上に三度身を重ねてから、主に向かって祈った『主よ、わが神よ、この子の命を元に返してください』。主は、エリヤの声に耳を傾け、その子の命を元にお返しになった。子供は生き返った」。

2.奇跡の意味を考える

・三度目の奇跡は、飢饉にみまわれた預言者たちに野生のうりを煮て食べさせたところ、苦くて食べることが出来なかったが、エリシャが麦粉を入れると食べることが出来るようになったというものである。四度目の奇跡も食べ物の奇跡だ。エリシャが大麦パン20個で、100人の預言者を養ったと言う記事である。
−粁鷁Φ4:42-44「一人の男が・・・初物のパン、大麦パン二十個と新しい穀物を袋に入れて神の人のもとに持って来た。神の人は『人々に与えて食べさせなさい』と命じたが、召し使いは『どうしてこれを百人の人々に分け与えることができましょう』と答えた。エリシャは再び命じた『人々に与えて食べさせなさい。主は言われる。彼らは食べきれずに残す』。召し使いがそれを配ったところ、主の言葉のとおり彼らは食べきれずに残した」。
・この最後の奇跡は、イエスが大麦のパン5個で、5千人を養われた記事と酷似している。イエスが、パンを手にして神に祈られた時、この物語を思い起こされておられたのかもしれない。
−ヨハネ6:9-13「『ここに大麦のパン五つと魚二匹とを持っている少年がいます。けれども、こんなに大勢の人では、何の役にも立たないでしょう』。イエスは『人々を座らせなさい』と言われた。そこには草がたくさん生えていた。男たちはそこに座ったが、その数はおよそ五千人であった。さて、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、座っている人々に分け与えられた。また、魚も同じようにして、欲しいだけ分け与えられた。人々が満腹したとき、イエスは弟子たちに『少しも無駄にならないように、残ったパンの屑を集めなさい』と言われた。集めると、人々が五つの大麦パンを食べて、なお残ったパンの屑で、十二の籠がいっぱいになった」。
・子のよみがえりの物語は、イエスがナインのやもめの子をよみがえらせた時と、状況が酷似する。
−ルカ7:13-15「主はこの母親を見て、憐れに思い、『もう泣かなくともよい』と言われた。そして、近づいて棺に手を触れられると、担いでいる人たちは立ち止まった。イエスは『若者よ、あなたに言う。起きなさい』と言われた。すると、死人は起き上がってものを言い始めた。イエスは息子をその母親にお返しになった」。
・神は命を支配しておられる。そのしるしとして、私たちに食物を与え、必要な時には病をいやされる。今私たちは、そのしるしを「十字架からよみがえられたイエスの復活の出来事を通して見よ」と命じられている。
−マタイ12:38-40「何人かの律法学者とファリサイ派の人々がイエスに『先生、しるしを見せてください』と言った。イエスはお答えになった『よこしまで神に背いた時代の者たちはしるしを欲しがるが、預言者ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない。つまり、ヨナが三日三晩、大魚の腹の中にいたように、人の子も三日三晩、大地の中にいることになる』。
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