すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.アラムとの戦い

・アハブ王の時代に、アラム軍が大連合を組み、サマリアに攻めてきた。小国イスラエルの王アハブは当初は降伏を決意するが、アラムの要求が増大するに従い、これを拒絶し、戦うことを決意する。
−砧鷁Φ20:1-8「アラムの王ベン・ハダドは全軍を集めた。三十二人の王侯、軍馬と戦車をそろえてサマリアに軍を進め、これを包囲し、攻撃を加えた。彼はこの町にいるイスラエルの王アハブに使者を送り、こう言わせた『・・・明日のこの時刻に、私は家臣をあなたに遣わす。彼らはあなたの家、あなたの家臣の家の中を探し、あなたの目が喜びとしているものをすべて手に入れ、奪い取る』。イスラエルの王は、国中のすべての長老を召集して言った『彼は使者をよこして、私の妻子と、銀と金を求めてきた。私はそれを断り切れなかった』。長老と民は皆、王に言った『求めを聞き入れないでください。承諾しないでください』」。
・その時、預言者が立ち、主が戦われる故に恐れずに戦えと励ます。
−砧鷁Φ20:13「一人の預言者がイスラエルの王アハブに近づいてこう言った「主はこう言われる『この大軍のすべてをよく見たか。私は今日これをあなたの手に渡す。こうしてあなたは、私こそ主であることを知る』」。
・主の預言どおり、戦いはイスラエルの勝利に終わった。
−砧鷁Φ20:19-20「諸州の知事に属する若者たち、更に後続部隊が町から出て来た。それぞれがその相手を打ち、アラム軍は敗走した。イスラエルの人々は追い打ちをかけたが、アラムの王ベン・ハダドは馬に乗り、騎兵を伴って逃げ去った」。
・翌年、アラム軍は体制を整えなおして、再度攻めてきた。圧倒的な敵軍の前にイスラエルは小さな山羊の群れのようであった。しかし、主は預言者を立て、この大軍を「恐れるな」といわれた。
−砧鷁Φ20:26-28「ベン・ハダドはアラム軍を召集し、イスラエルと戦うためにアフェクに上って来た。イスラエルの人々も召集され、兵糧を支給されて、敵を迎え撃つため進んだ。イスラエルの人々は、敵に向かって二つの小さな山羊の群れのように陣を敷いたが、アラム軍はその地に満ちていた。そのとき、神の人が近づいて、イスラエルの王に言った「主はこう言われる『アラム人は主が山の神であって平野の神ではないと言っているので、私はこの大軍をことごとくあなたの手に渡す。こうしてあなたたちは、私こそ主であることを知る。』」

2.主の言葉に逆らうアハブ王への呪い

・戦いはイスラエルの圧倒的な勝利に終わった。アラム王はイスラエル王の前に助命を願ってきた。
−砧鷁Φ20:29-30「両軍は、陣を張って七日間対峙した。七日目になって戦いを交え、イスラエル軍は一日でアラムの歩兵十万人を打ち倒した。敗残兵はアフェクの町に逃げ込んだが、その敗残兵二万七千人の上に城壁が崩れ落ちた。ベン・ハダドも逃げてこの町に入り、部屋から部屋へと逃げ回った」。
・アハブ王は勝利に気が大きくなり、アラム王を許して、彼と和平協定を結ぶ。それは主が望んでおられた事ではなかった。何故ならば、主は禍根を絶てと命じられていた。
−砧鷁Φ20:34「ベン・ハダドはアハブに言った『私の父があなたの父から奪った町々をお返しいたします。また、私の父がサマリアで行ったように、あなたもダマスコで市場を開いてください』。アハブは言った『では、協定を結んだうえで、あなたを帰国させよう』。アハブはベン・ハダドと協定を結び、彼を帰国させた。
・ここで求められているものは聖絶だ。将来の禍根を取り除くために主はアハブにアラム王の聖絶を命じられた。
−聖絶=滅ぼし尽されるべきもの、根絶やしにして除くべきものの意味。申7:1‐6において,7つの異邦の民の聖絶が命じられているが、主の民が,入植地カナンの宗教によって腐敗させられないためである。カナンに入って最初の町エリコを聖絶すべき戦いにおいて,アカンは「聖絶のものに手を出すな」との命令に背き、全イスラエルに災いをもたらした。聖絶の目的は,先住民が「その神々に行なっていたすべての忌みきらうべきことをするようにあなたがたに教え,あなたがたが,あなたがたの神,主に対して罪を犯すことのないため」と説明されている(申20:18)。
・アハブは交易の利に目がくらみ、アラム王を許した。主の勝利を自分の勝利に変えた。主に逆らう罪を犯した。
−砧鷁Φ20:42「預言者は王に言った「主はこう言われる。『私が滅ぼし去るように定めた人物をあなたは手もとから逃がしたのだから、あなたの命が彼の命に代わり、あなたの民が彼の民に代わる』」。
・預言どおり、アラムとの戦いは再度起こり、アハブ王はその戦いで命を落とす。
−砧鷁Φ22:34-35「一人の兵が何気なく弓を引き、イスラエル王の鎧の胸当てと草摺りの間を射貫いた。・・・その日、戦いがますます激しくなったため、王はアラム軍を前にして戦車の中で支えられていたが、夕方になって息絶えた。傷口から血が戦車の床に流れ出ていた」。
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