すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.ソロモンの繁栄


・ソロモンはアカバ湾を拠点に、多くの船団を持ち、貿易を通して多くの富を得た。
−砧鷁Φ9:26-28「ソロモン王はエツヨン・ゲベルで船団を編成した。そこはエドムの地の葦の海の海岸にあるエイラトの近くにあった。ヒラムは船団を組み、自分の家臣で航海の心得のある船員たちを送り、ソロモンの家臣たちに合流させた。彼らはオフィルに行き、金四百二十キカルを手に入れ、ソロモン王のもとにもたらした」。
・ソロモン王朝の富と繁栄は近隣諸国にも伝わり、シバの女王もソロモンを訪れ、その富と知恵に感嘆した。
−砧鷁Φ10:4-5「シェバの女王は、ソロモンの知恵と彼の建てた宮殿を目の当たりにし、また食卓の料理、居並ぶ彼の家臣、丁重にもてなす給仕たちとその装い、献酌官、それに王が主の神殿で献げる、焼き尽くす献げ物を見て、息も止まるような思いであった」。
−砧鷁Φ10:23-24「ソロモン王は世界中の王の中で最も大いなる富と知恵を有し、全世界の人々が、神がソロモンの心にお授けになった知恵を聞くために、彼に拝謁を求めた」。
・しかし、ソロモンの知恵は人の知恵であり、それは神の愚かさに劣る。イエスは神を見よと言われた。
−マタイ12:42「南の国の女王は裁きの時、今の時代の者たちと一緒に立ち上がり、彼らを罪に定めるであろう。この女王はソロモンの知恵を聞くために、地の果てから来たからである。ここに、ソロモンにまさるものがある。」
・ソロモンの富は数えることも出来ないほどであった。彼の玉座は象牙で作られ、彼の杯は金で作られた。
−砧鷁Φ10:18-21「王は更に象牙の大きな王座を作り、これを精錬した金で覆った。・・・ソロモン王の杯はすべて金、「レバノンの森の家」の器もすべて純金で出来ていた。銀製のものはなかった」。
・しかし、イエスは、ソロモンの繁栄も、野に咲く花に劣ると言われた。
−マタイ6:28-29「衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった」。


2.ソロモンの陰り


・繁栄は主が与えて下さった。しかし、人は栄華の中で、恵みを忘れていく。列王記記者はその事を確認する。
−砧鷁Φ9:1-7「ソロモンが主の神殿と王宮の建築を終え、造ろうと望んでいたものすべてについての念願を果たした時、主は・・・再びソロモンに現れ、こう仰せになった『私はあなたが私に憐れみを乞い、祈り求めるのを聞いた。私はあなたが建てたこの神殿を聖別し、そこに私の名をとこしえに置く・・・もしあなたたちとその子孫が私に背を向けて離れ去り、私が授けた戒めと掟を守らず、他の神々のもとに行って仕え、それにひれ伏すなら、私は与えた土地からイスラエルを断ち、私の名のために聖別した神殿も私の前から捨て去る』」。
・繁栄の中でソロモンはしてはならない事を始める。軍備強化のために、戦車と騎兵を集め始めた。
−砧鷁Φ10:26「ソロモンは戦車と騎兵を集め、戦車千四百、騎兵一万二千を保有した。彼はそれを戦車隊の町々およびエルサレムの王のもとに配置した」。
・国を守られるのは主だ。王が自分の武力や富を蓄え始めた時、彼は主から離れていく。
−申命記17:16-17「王は馬を増やしてはならない。馬を増やすために、民をエジプトへ送り返すことがあってはならない。・・・王は大勢の妻をめとって、心を迷わしてはならない。銀や金を大量に蓄えてはならない」。
・馬を集め、金銀を蓄積する王は、やがて国民を見下すようになる。聖書は、王とは神の命により、民に仕えるために立てられたと明言する。
−申命記17:18-20「彼が王位についたならば、レビ人である祭司のもとにある原本からこの律法の写しを作り、 それを自分の傍らに置き、生きている限り読み返し、神なる主を畏れることを学び、この律法のすべての言葉とこれらの掟を忠実に守らねばならない。そうすれば王は同胞を見下して高ぶることなく、この戒めから右にも左にもそれることなく、王もその子らもイスラエルの中で王位を長く保つことができる」。
・神からの賜物が信仰に基づいて用いられるならば、それは何倍にも増えていく。しかし、それを自分のために用い始めた時、賜物は腐食していく。イエスは愚かな金持ちの例えを通して、そのことを教えられた。
−ルカ12:20-21「神は『愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか』と言われた。自分のために富を積んでも、神の前に豊かにならない者はこのとおりだ」
・私たちが求めるべきは神の国=神の支配である。生きるために必要なものは神が与えて下さるからだ。
−ルカ12:32-33「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。自分の持ち物を売り払って施しなさい。擦り切れることのない財布を作り、尽きることのない富を天に積みなさい」。
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