すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.アブサロムの反乱


・兄アムノンを殺害した弟アブサロムを赦すことの出来ないダビデに対して、アブサロムの心も離れて行き、彼は父王転覆を狙って、人心獲得のための活動を開始する。具体的には、人気取りのための利益誘導活動を行った。
―競汽爛┘15:1-5「その後、アブサロムは戦車と馬、ならびに五十人の護衛兵を自分のために整えた。アブサロムは朝早く起き、城門への道の傍らに立った。争いがあり、王に裁定を求めに来る者をだれかれなく呼び止めて・・・アブサロムはその人に向かって言った「いいか。お前の訴えは正しいし、弁護できる。だがあの王の下では聞いてくれる者はいない」。アブサロムは、こうも言った「私がこの地の裁き人であれば、争い事や申し立てのある者を皆、正当に裁いてやれるのに」。また、彼に近づいて礼をする者があれば、手を差し伸べて彼を抱き、口づけした」。
・彼はこの活動を4年間行い、人心は次第にアブサロムに傾いた。聖書はこれを「人々の心を盗んだ」と記述する。アブサロムの行為は自己のためであり、主のためではない。時良しと見たアブサロムはヘブロンで挙兵する。
―競汽爛┘15:6-12「アブサロムは、王に裁定を求めてやって来るイスラエル人すべてにこのようにふるまい、イスラエルの人々の心を盗み取った。・・・アブサロムはイスラエルの全部族に密使を送り、角笛の音を合図に、「アブサロムがヘブロンで王となった」と言うように命じた。・・・アブサロムは使いを送り、ダビデの顧問であるギロ人アヒトフェルを彼の町ギロから迎えた。陰謀が固められてゆき、アブサロムのもとに集まる民は次第に数を増した」。
・これを聞いたダビデは直ちに王宮を出てヨルダンに逃れた。エルサレムでの流血を避けるためであった。
―競汽爛15:13-14「イスラエル人の心はアブサロムに移っているという知らせが、ダビデに届いた。ダビデは、自分と共にエルサレムにいる家臣全員に言った。「直ちに逃れよう。アブサロムを避けられなくなってはいけない。我々が急がなければ、アブサロムがすぐに我々に追いつき、危害を与え、この都を剣にかけるだろう」。
・多くの忠実な部下たちがダビデに従った。人望はダビデにあった。しかし、ダビデは自己の勝利よりも、イスラエルの平和を願い、助力を申し出た傭兵に都に帰るよう説得し、祭司たちも帰らせた。
―競汽爛┘15:19-25「王はガト人イタイに言った「なぜあなたまでが、我々と行動を共にするのか。戻ってあの王のもとにとどまりなさい。・・・私は行けるところへ行くだけだ。兄弟たちと共に戻りなさい」。・・・ツァドクをはじめレビ人全員が神の契約の箱を担いで来ており、兵士全員が都を去るまで神の箱を降ろしていた。アビアタルも来ていた。王はツァドクに言った。「神の箱は都に戻しなさい」。


2.ダビデの悔い改め


・ダビデはエルサレムを追われて旅立つ。信頼していたアヒトフェルさえダビデを裏切り、彼は泣きながらオリーブ山を越えていく。このオリーブ山でダビデの子孫ナザレのイエスは最後の祈りをされ、捕らえられた。
―競汽爛┘15:30-31「ダビデは頭を覆い、はだしでオリーブ山の坂道を泣きながら上って行った。同行した兵士たちも皆、それぞれ頭を覆い、泣きながら上って行った。アヒトフェルがアブサロムの陰謀に加わったという知らせを受けて、ダビデは、「主よ、アヒトフェルの助言を愚かなものにしてください」と祈った」。
・ダビデは泣いた。アヒトフェルはバテシバの祖父だ。全ては彼がバテシバを欲してウリヤを殺したことから生じている。詩篇41編はその時にダビデが歌った。その歌を1000年後にダビデの子孫イエスも歌われた(ヨハネ13:18)。
―詩篇41:2-11「いかに幸いなことでしょう。弱い者に思いやりのある人は。災いのふりかかる時、主はその人を逃れさせてくださいます。・・・私の信頼していた仲間、私のパンを食べる者が、威張って私を足げにします。主よ、どうか私を憐れみ、再び私を起き上がらせてください」。
・ダビデは王位を追われて、初めて神の前にへりくだることが出来た。25-26節はダビデの悔い改めの言葉だ。
―サムエル下15:25-26「私が主の御心に適うのであれば、主は私を連れ戻し、神の箱とその住む所とを見せてくださるだろう。主が私を愛さないと言われる時は、どうかその良いと思われることを私に対してなさるように。」
・ダビデのすばらしさは、罪を犯さなかったことではなく、罪を犯して泣き、悔い改めることが出来たことだ。
―競灰螢鵐7:10「神の御心に適った悲しみは、取り消されることのない救いに通じる悔い改めを生じさせ、世の悲しみは死をもたらします」。
・同時に彼はやるべきことを行う。アヒトフェルに対抗するためにフシャイをエルサレムの王宮に送る。信仰者にはこの二つ(鳩のような素直さと蛇のような賢さ=マタイ10:16)が必要だ。
―競汽爛┘15:34-37「お前は私のためにアヒトフェルの助言を覆すことができる。都には祭司ツァドクとアビアタルもいて、お前と共に行動する。王宮で耳にすることはすべて祭司のツァドクとアビアタルに伝えてほしい。また、そこには彼らの二人の息子も共にいる・・・耳にすることは何でもこの二人を通して私の元に伝えるようにしてくれ」。こうしてダビデの友フシャイは都に入った。アブサロムもエルサレムに入城した」。
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