すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.マナセ族への二重の土地配分

・ヨセフの子どもたちは、長男マナセと次男エフライムが独立した民族として、遇せられた。それは祖ヨセフの功績の故である。マナセには、ヨルダン川東岸のギレアデの半分とバシャン地方がモーセにより与えられている。
−ヨシュア記17:1「マナセ部族もくじで領地の割り当てを受けた。マナセはヨセフの長男である。マナセの長男マキルは、ギレアドの父で、戦にたけ、ギレアドとバシャン地方を手に入れた」。
・一族の中で、ツェロフハドは息子がなく、嗣業の地を与えられず、娘たちの抗議により、彼らにも土地が与えられるようになった。それがヨルダン川西部、中央パレスチナ北部部分であった。
−ヨシュア記17:4-5「彼女たちは、祭司エルアザル、ヌンの子ヨシュア、および指導者たちの前に進み出て、『主は私たちにも親族の間に嗣業の土地を与えるように、既にモーセに命じておられます』と申し立てた。彼女たちは、主の命令に従い、父の兄弟たちの間に嗣業の土地を与えられた。マナセ族にはこうして、ヨルダン川の東、ギレアドとバシャン地方のほかに、十の地域が配分された」。
・マナセ族は割り当てられた土地を十分には活用出来ず、大部分の土地はカナン人の居住地のままであった。
−ヨシュア記17:12「マナセの人々はこれらの町を占領できなかったので、カナン人はこの地域に住み続けた」。


2.もっと欲しいと要求するエフライム族

・エフライムに割り当てられた土地は中央パレスチナの、最も肥沃な土地であった。
−ヨシュア記16:5-8「エフライムの子孫が氏族ごとに得た領域は次のとおりである。その嗣業の土地の境は、東のアトロト・アダルから上ベト・ホロンを経て、西へ向かう。北境は、ミクメタトから東へ曲がり、タアナト・シロを経てヤノハの東に出、そこからアタロト、ナアラ、エリコを経てヨルダン川に達する。西境はタプアからカナ川に沿い、海に達する。以上がエフライムの人々の部族が氏族ごとに受け継いだ嗣業の土地である」。
・しかし、エフライム族は不満を懐き、もっと欲しいと要求した。
−ヨシュア記17:14「ヨセフの子らがヨシュアに『あなたはなぜ、ただ一つのくじによる嗣業の土地、一つの割り当てしかくださらないのですか。私の民は、主に祝福されて、これほど数多くなりました』と言った。
・民数記26章によれば、エフライム族は3万人であり、ユダ7万人、ダン6万人他と比較して、特に人数が多かったわけではない。しかし、彼らは不満を持った。荒野でマナしかないと不満を持った民と同じであった。
−民数記11:4-6「誰か肉を食べさせてくれないものか。エジプトでは魚を食べていたし、きゅうりやメロン、葱や玉葱やにんにくが忘れられない。・・・私たちの唾は干上がり、どこを見回してもマナばかりで、何もない」。
・ヨシュアはエフライム族に反論した「山地が手狭なら、森林を切り開いて広くすればよいではないか」。
−ヨシュア記17:15「ヨシュアは答えた『あなたの民の数が多くて、エフライムの山地が手狭なら、森林地帯に入って行き、ペリジ人やレファイム人の地域を開拓するがよい』。
・エフライムの人々は言った「山地だけでは不十分だ。しかし、割り当てられた平地には、強い敵がいて、占領できない。別の地を割り当てて欲しい」。
−ヨシュア記17:16「ヨセフの子らが『山地だけでは足りません。しかし平地に住むカナン人は、ベト・シェアンとその周辺村落の住民もイズレエル平野の住民も皆、鉄の戦車を持っています』と言った。
・ヨシュアは応えた「あなたがたは開拓すべき山林があり、征服すべき土地がある。主が共におられればすべては可能になるではないか」。ヨシュア自身もエフライムの出身であったが、出身部族への優遇は一切しなかった。
−ヨシュア記17:17-18「確かにあなたは数も多く、力も強い民となった。あなたの割り当ては、ただ一つのくじに限られてはならない。山地は森林だが、開拓してことごとく自分のものにするがよい。カナン人は鉄の戦車を持っていて、強いかもしれないが、きっと追い出すことができよう」
・エフライムは森があるから領土は狭いと文句を言い、ヨシュアは開拓すれば森林も耕地となると反論した。エフライムは平地の敵は強大で征服できないとこぼし、ヨシュアは主が共におられれば不可能はないと励ました。エフライムに欠けているものは、感謝である。恵みを感謝しないとき、いつも不平・不満が出てくる。
−コロサイ1:24「今や私は、あなたがたのために苦しむことを喜びとし、キリストの体である教会のために、キリストの苦しみの欠けたところを身をもって満たしています」。
・06年度、私たちは「地域に福音を」のテーマで活動する。与えられた恵みを地域の人に運ぶためである。
−使徒行伝18:9-10「ある夜のこと、主は幻の中でパウロにこう言われた『恐れるな。語り続けよ。黙っているな。私があなたと共にいる。だから、あなたを襲って危害を加える者はない。この町には、私の民が大勢いるからだ』」。
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