すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.後継者ヨシュアの任命

・モーセは生涯の終わりが近づいている事を知らされ、民に最後の言葉を述べる。
−申命記31:2-3「私は今日、既に百二十歳であり、もはや自分の務めを果たすことはできない。主は私に対して、『あなたはこのヨルダン川を渡ることができない』と言われた。あなたの神、主御自身があなたに先立って渡り、あなたの前からこれらの国々を滅ぼして、それを得させてくださる」。
・主が先立たれて戦われるゆえ、怖れるな、強く雄々しくあれと命じられる。
−申命記31:5-6「強く、また雄々しくあれ。恐れてはならない。彼らのゆえにうろたえてはならない。あなたの神、主は、あなたと共に歩まれる。あなたを見放すことも、見捨てられることもない。」
・後継者としてヨシュアが任命され、「共にいる」と約束される。「インマヌエル=主共にいます」が新旧約を貫く福音の核だ。神が共にいますから、どのような状況下でも怖れるものはない。強く雄々しくあることが出来る。
−申命記31:14-23「主はモーセに言われた『あなたの死ぬ日は近づいた。ヨシュアを呼び寄せ、共に臨在の幕屋の中に立ちなさい。私は彼に任務を授ける』。モーセがヨシュアと共に臨在の幕屋の中に立つと、主は雲の柱のうちに幕屋に現れられた。雲の柱は幕屋の入り口にとどまった。・・・主はヌンの子ヨシュアに命じて言われた『強く、また雄々しくあれ。あなたこそ、私が彼らに誓った土地にイスラエルの人々を導き入れる者である。私はいつもあなたと共にいる』」。
・この約束はモーセの死後、ヨシュアに繰り返される。私たちもこの約束をヨシュアと共に聴く。
−ヨシュア記1:1-9「私の僕モーセは死んだ。・・・強く、雄々しくあれ。・・この律法の書をあなたの口から離すことなく、昼も夜も口ずさみ、そこに書かれていることをすべて忠実に守りなさい。そうすれば、あなたは、その行く先々で栄え、成功する。・・・うろたえてはならない。おののいてはならない。あなたがどこに行ってもあなたの神、主は共にいる」。

2.荒野から沃地へ

・民はこれから約束の地に入る。そこは豊かな土地、乳と蜜の流れる地、そこに行けば民は主を離れ、他の神々を拝み始めるだろう。私はそれを知りながら、彼らの先祖と約束した約束を果たすと主は言われる。
−申命記31:16-21「あなたは間もなく先祖と共に眠る。するとこの民は直ちに、入って行く土地で、その中の外国の神々を求めて姦淫を行い、私を捨てて、私が民と結んだ契約を破るであろう。・・・私がその先祖に誓った乳と蜜の流れる土地に彼を導き入れるとき、彼は食べて満ち足り、肥え太り、他の神々に向かい、これに仕え、私を侮って私の契約を破るであろう。・・・私は、私が誓った土地へ彼らを導き入れる前から、既に彼らが今日、思い図っていることを知っていたのである。」
・豊かになり、満ち足り、肥え太る時、民は主を忘れ、自分の神=偶像の神を求める。砂漠においては主なしでは生きていけないが、沃地にいれば自分だけで生きていけるようになる。民は言い始める「主とは誰か、私が主だ」。
−申命記6:10-12「あなたの神、主が先祖アブラハム、イサク、ヤコブに対して、あなたに与えると誓われた土地にあなたを導き入れ、あなたが自ら建てたのではない、大きな美しい町々、自ら満たしたのではない、あらゆる財産で満ちた家、自ら掘ったのではない貯水池、自ら植えたのではないぶどう畑とオリーブ畑を得、食べて満足するとき、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出された主を決して忘れないよう注意しなさい」。
・罪とは、神を忘れて、高ぶることだ。自分の力で生きている、神などいらない。人間が高ぶり始めると、神はその御顔を隠される。御顔を隠される=共にいなくなると災いが来る。太陽が隠れると、凶作になるように。民を愛される故に、顔を隠される。何故ならば、人は災いを知ることなしに神を求めないからだ。
−申命記31:17-18「その日、この民に対して私の怒りは燃え、私は彼らを捨て、私の顔を隠す。民は焼き尽くされることになり、多くの災いと苦難に襲われる。その日民は、『これらの災いに襲われるのは、私の内に神がおられないからではないか』と言う。私はそれでも、その日、必ず私の顔を隠す。彼らが他の神々に向かうことにより行ったすべての悪のゆえである」。
・エレミヤは、度重なる預言にもかかわらず、民が悔い改めず、滅びの道をたどるのを、悲しみの内に見続けた。しかし、彼は最後には捕囚と国の滅亡を喜ぶ。民は底の底まで落ちる事を通して主を求め始めるからだ。
−エレミヤ29:10-11「主はこう言われる。バビロンに七十年の時が満ちたなら、私はあなたたちを顧みる。私は恵みの約束を果たし、あなたたちをこの地に連れ戻す。私は、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである」。
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