すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

トップ  >  民数記(完)  >  2005年3月30日(民数記33章、過去の旅の想起とこれからのことについての戒め)
1.過去の旅の想起

・約束の地への侵攻を前に、モーセは過去の旅を想起する。
−民数記33:1-2「モーセとアロンに導かれて、部隊ごとに、エジプトの国を出たイスラエルの人々は、次のような旅程をたどった。モーセは主の命令により、出発した地点を旅程に従って書き留めた。出発した地点によれば、旅程は次のとおりである」。
・40年間の歴史は、神が導かれた恵みの歴史であった。
−詩篇105:37-44「主は雲を広げて覆いとし、火をもって夜を照らされた。民が求めると、主はうずらをもたらし天のパンをもって彼らを満足させられた。主が岩を開かれると、水がほとばしり大河となって、乾いた地を流れた。・・・主は、御自分の民を喜びのうちに、選ばれた民を歓呼のうちに、導き出された。主は彼らに諸国の土地を授け、多くの民の労苦の実りを継がせられた」。
・しかし、それは同時につぶやきの歴史であった。
−詩篇106:7-18「私たちの先祖は、エジプトで驚くべき御業に目覚めず、豊かな慈しみに心を留めず、海辺で、葦の海のほとりで反抗した。主は、御名のために彼らを救い、力強い御業を示された。・・・彼らは御言葉を信じ、賛美の歌をうたった。彼らはたちまち御業を忘れ去り、神の計らいを待たず、荒れ野で欲望を燃やし、砂漠で神を試みた。・・・彼らは宿営でモーセをねたみ、主の聖なる人アロンをねたんだ。・・・彼らはホレブで子牛の像を造り、鋳た像に向かってひれ伏した。・・・彼らはバアル・ペオルを慕い、死者にささげた供え物を食べた。この行いは主の怒りを招き、疫病が彼らの間に広がった」。
・民のつぶやきを超えて主は民を導かれた。教会の歴史もそうであろう。感謝した民はやがて自分の欲するままに振舞う。そして災いを招き、悔い改める。その歴史を通して神に感謝できる人生を送りたい。
−申命記2:7「あなたの神、主は、あなたの手の業をすべて祝福し、この広大な荒れ野の旅路を守り、この四十年の間、あなたの神、主はあなたと共におられたので、あなたは何一つ不足しなかった」。


2.新しい地への旅たちの前の戒め


・約束の地に入る前、ヨルダン川を前に、主はモーセを呼んで、最後の戒めを与えられる。
−民数記33:50-52「ヨルダン川を渡って、カナンの土地に入るときは、あなたたちの前から、その土地の住民をすべて追い払い、すべての石像と鋳像を粉砕し、異教の祭壇をことごとく破壊しなさい」。
・全ての異邦人を追い出せ。そうしないと、彼らはあなた方に対するとげとなるであろうと戒められる。
−民数記33:55-56「もし、その土地の住民をあなたたちの前から追い払わないならば、残しておいた者たちは、あなたたちの目に突き刺さるとげ、脇腹に刺さる茨となって、あなたたちが住む土地であなたたちを悩ますであろう。 私は、彼らにしようと思ったとおりに、あなたたちに対して行うであろう」。
・現実のイスラエルは武力で先住民を制圧するが、やがて彼らの退廃的文化はイスラエルを飲み込んでしまう。
−士師記3:5-6「イスラエルの人々はカナン人、ヘト人、アモリ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人の中に住んで、彼らの娘を妻に迎え、自分たちの娘を彼らの息子に嫁がせ、彼らの神々に仕えた」。
・詩篇106編はこれをイスラエルの堕落と理解した。
−詩篇106:34-36「主が命じられたにもかかわらず、彼らは諸国の民を滅ぼさず、諸国の民と混じり合い、その行いに倣い、その偶像に仕え、自分自身を罠に落とした」。
・私たちも世と訣別しないと世に飲み込まれてしまうことを示す。パウロがコリント教会に書き送ったのはそういうことであった。
−汽灰6:12-20「私には、すべてのことが許されている。しかし、すべてのことが益になるわけではない。私には、すべてのことが許されている。・・・知らないのですか。あなたがたの体は、神からいただいた聖霊が宿ってくださる神殿であり、あなたがたはもはや自分自身のものではないのです。あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。だから、自分の体で神の栄光を現しなさい」。
・約束の地は地上にはない。そのことをわきまえて、世に飲み込まれない地上の生活をすべきだ。
−汽茱2:15-17「世も世にあるものも、愛してはいけません。世を愛する人がいれば、御父への愛はその人の内にありません。なぜなら、すべて世にあるもの、肉の欲、目の欲、生活のおごりは、御父から出ないで、世から出るからです。世も世にある欲も、過ぎ去って行きます。しかし、神の御心を行う人は永遠に生き続けます」。
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