すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.民の反逆


・コラと仲間の反乱は終わったが、会衆は「あなたは主の民を滅ぼした」とモーセに迫った。
−民数記17:6-7「その翌日、イスラエルの人々の共同体全体は、モーセとアロンに逆らって「あなたたちは主の民を殺してしまったではないか」と不平を言った。彼らはモーセとアロンに逆らって集結した」
・これに対して神は、「この民を滅ぼす」と言われた。指導者だけでなく、会衆全体が神に反逆していた。モーセはもはや執り成すことは出来ない。
−民数記17:8-10「モーセとアロンが臨在の幕屋の前に進み出ると、主はモーセに仰せになった。『この共同体から離れなさい。私は直ちに彼らを滅ぼす』。二人はひれ伏した。」
・モーセは罪の購いのための儀式を速やかに行うようにアロンに命じる。真の指導者はどうしようもない状況下でも、祈ることは出来、その祈りは効果を持つ。
−民数記17:11-13「モーセはアロンに言った『香炉を取り、それに祭壇の火を入れ、香を載せ、急いで共同体のもとに行って、彼らのために罪を贖う儀式を行いなさい。主の御前から怒りが出て、もう疫病が始まっている』。 アロンは、モーセの命令どおりに行い、集結している人々の中へ走って行った。・・・アロンが香をたき、民のために罪を贖う儀式を行い、死んだ者と生きている者との間に立つと、災害は治まった」。
・約束の地に入ることを拒否し、荒野に追い戻された者たちの反逆が裁かれた。罪を犯した者はその罪を贖なわなければならない。しかし、子供たちは罰せられない。どのような時にも、切り株は残され、そこから芽が出る。
−民数記17:14-15「この災害による死者の数は一万四千七百人であった。・・・アロンは臨在の幕屋の入り口にいるモーセのもとに帰った。災害はこうして治まった」。


2.アロンの杖


・問題の根底は、モーセの指導性についての、アロンの祭司性についての不満であった。それは神の選びに対する不満であった。神はその選びを示すために、特別のしるしを民に与えられた。アロンの杖である。
−民数記17:17-20「彼らのうちから、父祖の家ごとに杖を一本ずつ取りなさい。すなわち、彼らの父祖の家の指導者すべてから十二本の杖を取り、その杖におのおのの名前を書き記し、レビの杖にはアロンの名を記しなさい。・・・それを、私があなたたちと出会う臨在の幕屋の中の掟の箱の前に置きなさい。私の選ぶ者の杖は芽を吹くであろう。私はこうして、あなたたちに対して続いたイスラエルの人々の不平を取り除こう」。
・幕屋の前に置かれたアロンの杖からは、芽が吹き、つぼみが出て、花が咲き、あめんどうの実がなった。
−民数記17:21-23「モーセがイスラエルの人々に告げると、指導者は皆、部族ごとに、父祖の家ごとに、指導者一人に一本ずつ、合計十二本の杖を彼に渡した。アロンの杖もその中にあった。モーセはそれを掟の幕屋の主の御前に置いた。明くる日、モーセが掟の幕屋に入って行き、見ると、レビの家のアロンの杖が芽を吹き、つぼみを付け、花を咲かせ、アーモンドの実を結んでいた」。
・神に逆らって疫病で死んだ者たちの死体は散乱している。今、アロンの枯れた杖からは芽が出た。民は神の選びの明らかなしるしを見て恐れた。
−民数記17:27-28「イスラエルの人々はモーセに言った『ああ、私たちは絶えてしまいます。破滅です。私たちは皆、破滅です。主の幕屋に近づく者が皆死ぬのであれば、私たちは絶え果てるではありませんか』」。
・アロンの杖と、焼き殺された人々の青銅の香炉で作った祭壇の覆いが奉納された。生も死も神の手中にあることを民が忘れないためである。選ぶのは神であり、私たちではないことを覚えることは大切だ。
−ヘブル5:4-5「この光栄ある任務を、だれも自分で得るのではなく、アロンもそうであったように、神から召されて受けるのです。同じようにキリストも、大祭司となる栄誉を御自分で得たのではなく、『あなたは私の子、私は今日、あなたを産んだ』と言われた方が、それをお与えになったのです」。
・民数記は祭司とは何かを私たちに迫る。「万人祭司」が正しいのか、それとも「神の特別な召命」を受けた者が祭司なのか。民数記を読む限り、万人祭司と言う概念は人間の空想ではないかと思える。
−民数記16:3-4「彼らは徒党を組み、モーセとアロンに逆らって言った『あなたたちは分を越えている。共同体全体、彼ら全員が聖なる者であって、主がその中におられるのに、なぜ、あなたたちは主の会衆の上に立とうとするのか』。モーセはこれを聞くと、面を伏せた」。
−民数記16:10「主は、あなたとあなたの兄弟であるレビの子らをすべて御自身のそばに近づけられたのだ。その上、あなたたちは祭司職をも要求するのか」。
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