すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.ミリアムとアロンの反抗


・モーセは異邦人を妻にしていた。ミリアムとアロンはそのことをきっかけにして、モーセを非難し始めた。
―民数記12:1-2「ミリアムとアロンは、モーセがクシュの女性を妻にしていることで彼を非難し『モーセはクシュの女を妻にしている』と言った。彼らは更に言った『主はモーセを通してのみ語られるというのか。我々を通しても語られるのではないか』。主はこれを聞かれた。」
・ミリアムは預言者であり、アロンは大祭司であった。彼らは弟のモーセだけが指導者として尊ばれるのに我慢が出来なかった。民は食物の不足のためにモーセに反抗した。ミリアムとアロンの反抗は権力に対する欲望から生じた。その根本動機はいずれも貪欲=貪りである。この貪りこそ、原罪と呼ばれるものだ。
−ヤコブ4:1-2「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いが起こるのですか。あなたがた自身の内部で争い合う欲望が、その原因ではありませんか。あなたがたは、欲しても得られず、人を殺します。また、熱望しても手に入れることができず、争ったり戦ったりします」。
・二人の不満に対して、モーセは反論しなかった。誰が指導者になるかは、人の決めることではなく、神の出来事と理解していたからだ。彼は長老達がモーセを差し置いて預言をした時もとがめなかった。
−民数記11:27-29「一人の若者がモーセのもとに走って行き、エルダドとメダドが宿営で預言状態になっていると告げた。若いころからモーセの従者であったヌンの子ヨシュアは『わが主モーセよ、やめさせてください』と言った。モーセは彼に言った『あなたは私のためを思ってねたむ心を起こしているのか。私は、主が霊を授けて、主の民すべてが預言者になればよいと切望しているのだ』」。
・私たちも、主のために働くのであって、私たちが労した人たちが、他の教会に行っても喜ぶ存在でありたい。
−ピリピ1:15-18「キリストを宣べ伝えるのに、ねたみと争いの念にかられてする者もいれば、善意でする者もいます。・・・だが、それがなんであろう。口実であれ、真実であれ、とにかく、キリストが告げ知らされているのですから、私はそれを喜んでいます。これからも喜びます」。
・主はこの出来事に介入された。それぞれの言い分を裁定するためだ。
−民数記12:4-5「『あなたたちは三人とも、臨在の幕屋の前に出よ』。彼ら三人はそこに出た。主は雲の柱のうちにあって降り、幕屋の入り口に立ち『アロン、ミリアム』と呼ばれた」。


2.主の裁定

・主は言われた「あなた方は預言者であるが、モーセは預言者以上の者だ。何故、理由もなく非難するのか」。
−民数記12:6-8「あなたたちの間に預言者がいれば、主なる私は幻によって自らを示し、夢によって彼に語る。私の僕モーセはそうではない。彼は私の家の者すべてに信頼されている。 口から口へ、私は彼と語り合う。あらわに、謎によらずに。主の姿を彼は仰ぎ見る。あなたたちは何故、畏れもせず、私の僕モーセを非難するのか。」
・神が選ばれたモーセを非難することは神を非難することであった。相応の罰がミリアムに与えられた。
−民数記12:9-10「主は、彼らに対して憤り、去って行かれ、雲は幕屋を離れた。その時、見よ、ミリアムは重い皮膚病にかかり、雪のように白くなっていた。アロンはミリアムの方を振り向いた。見よ、彼女は重い皮膚病にかかっていた」。
・ミリアムはらい病になった。モーセはアロンの懇願を受け、ミリアムのための執り成しを神に願う。
−民数記12:11-13「アロンはモーセに言った『わが主よ。どうか、私たちが愚かにも犯した罪の罰を私たちに負わせないでください。どうか、彼女を、肉が半ば腐って母の胎から出て来た死者のようにしないでください』。モーセは主に助けを求めて叫んだ『神よ、どうか彼女をいやしてください』」。
・モーセは自分を呪ったミリアムのための執り成しを祈る。神を信じる者は、自分を呪う者のために祈る。
−マタイ5:44-46「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。あなたがたの天の父の子となるためである。・・・ 自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな報いがあろうか」。
・主は「7日の間ミリアムを隔離して、それから宿営に戻しなさい」と言われた。ミリアムは神に反逆したにもかかわらず、軽い罰で赦された。モーセの執り成しの祈りのためである。執り成しの祈りは大切だ。
−ヤコブ5:13-15「あなたがたの中で苦しんでいる人は、祈りなさい。喜んでいる人は、賛美の歌をうたいなさい。あなたがたの中で病気の人は、教会の長老を招いて、主の名によってオリーブ油を塗り、祈ってもらいなさい。信仰に基づく祈りは、病人を救い、主がその人を起き上がらせてくださいます。その人が罪を犯したのであれば、主が赦してくださいます」。
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