すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.レビ人の人口調査


・レビ人の人口調査は2回行われている。最初は、イスラエルの長子の身代わりとなる1ヶ月以上の男子の数の調査であった。レビ族の数の足りない部分は購い金を持って補填された。
−民数記3:39-46「氏族ごとに登録した生後一か月以上のレビ人の男子の総数は二万二千人であった。・・・レビ人をイスラエルの人々のすべての長子の代わりに、またレビ人の家畜をイスラエルの家畜の代わりに取りなさい。レビ人は私のものである。私は主である。イスラエルの人々の長子の数は、レビ人の数を二百七十三人超過している。この人数分の贖い金が必要である。」
・2回目の人口調査は、幕屋に仕えることの出来る30−50歳までの男子が調べられた。
−民数記4:2-3「レビの子らのうち、ケハトの子らの人口を、氏族ごとに、家系に従って調査しなさい。それは臨在の幕屋で作業に従事することのできる三十歳以上五十歳以下の者である。」
・兵役は20歳以上であったが、幕屋に仕えることの出来る者は30歳以上で、かつ50歳になれば引退しなければならなかった(民数記8章では25歳以上と年齢緩和が為されている)。心身共に充実している壮年期に主に仕えることが求められている。日本の教会では壮年会員が少ないことが教会不振の要因の一つであろう。
−民数記8:24-25「以下はレビ人に関することである。二十五歳以上の者は、臨在の幕屋に入って務めに就き、作業をすることができる。五十歳に達した者は務めから身を引かねばならない。二度とそれに従事してはならない。」
・レビの氏族でもケハト族は契約の箱等の祭儀物の運搬、ゲルション続は幕屋の外を覆うものの運搬、メラリ族は柱や横木の運搬等役割が分かれていた。それぞれの役割に貴賎はなく、それぞれに必要な役割であった。
−汽灰螢鵐12:5-6「務めにはいろいろありますが、それをお与えになるのは同じ主です。働きにはいろいろありますが、すべての場合にすべてのことをなさるのは同じ神です。」
・働きの違いを不公平だと主張するのが現代人であるが、その主張が秩序を壊すことに留意しなければならない。
−コロサイ3:18-22「妻たちよ、主を信じる者にふさわしく、夫に仕えなさい。夫たちよ、妻を愛しなさい。つらく当たってはならない。子供たち、どんなことについても両親に従いなさい。それは主に喜ばれることです。父親たち、子供をいらだたせてはならない。いじけるといけないからです。奴隷たち、どんなことについても肉による主人に従いなさい。人にへつらおうとしてうわべだけで仕えず、主を畏れつつ、真心を込めて従いなさい。」


2.レビ人の役割

・レビ人はヤコブとレアの間に生まれたレビの子孫である。モーセとアロンはレビ族−ケハト氏族−アムラム家の出身であった。荒野でイスラエルの民が金の子牛を造って主に逆らった時、レビ人だけがモーセの元に集まり、主に従った。このことを契機に、レビ人が祭司に任職された。
−出エジプト記32:25-29「モーセは・・・宿営の入り口に立ち「だれでも主につく者は、私のもとに集まれ」と言った。レビの子らが全員彼のもとに集まると、彼らに「おのおの、剣を帯び、宿営を入り口から入り口まで行き巡って、おのおの自分の兄弟、友、隣人を殺せ」と命じた。レビの子らは、モーセの命じたとおりに行った。・・・「おのおの自分の子や兄弟に逆らったから、今日、あなたたちは主の祭司職に任命された。」
・しかし、やがて祭司職はやがてアロンとその子らに限定され、レビ人は祭司に仕えるものとされた。
−民数記3:6-7「レビ族を前に進ませ、祭司アロンの前に立たせ、彼に仕えさせなさい。彼らはアロンと共同体のために臨在の幕屋を警護し、幕屋の仕事をする。」
・この祭司とレビ人の働きを支えるために、国内の農産物と家畜の十分の一が捧げられた。祭司とレビ人は民の献げ物を通して、神に直接養われるのである。だから彼らは財産を持たない。
−民数記18:21-23「私は、イスラエルでささげられるすべての十分の一をレビの子らの嗣業として与える。これは、彼らが臨在の幕屋の作業をする報酬である。・・・彼らは、イスラエルの人々の間では嗣業の土地を持ってはならない。」
・祭司は土地を持つことを断念し、その代わりに主が直接養われる。教会の牧師も、教会への献金を受けて、伝道と牧会に専念するのが本来の姿であろう。
−汽灰螢鵐9:13-14「神殿で働く人たちは神殿から下がる物を食べ、祭壇に仕える人たちは祭壇の供え物の分け前にあずかります。同じように、主は、福音を宣べ伝える人たちには福音によって生活の資を得るようにと、指示されました。」
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