すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.死刑に当る罪


・20章では18-19章の規定のうち、死刑に当たる重大な罪が列記されている。出エジプト記21章以下の律法集と似ている。
−出エジプト記22:17-19「女呪術師を生かしておいてはならない。すべて獣と寝る者は必ず死刑に処せられる。主ひとりのほか、神々に犠牲をささげる者は断ち滅ぼされる。」
・彼らの行為は死罪に当たる=その血の責任は彼らにある。罪を選び取った者は、その責任をとらなければいけないといわれている。
−レビ記20:9「自分の父母を呪う者は、必ず死刑に処せられる。父母を呪うことは死罪に当たる。」
・挙げられている罪は姦淫の罪である。神に対する姦淫としての偶像崇拝の禁止がまず挙げられている。
−レビ記20:2-3「だれであっても、自分の子をモレク神にささげる者は、必ず死刑に処せられる。国の民は彼を石で打ち殺す。私は、その者に私の顔を向け、民の中から断つ。自分の子をモレク神にささげ、私の聖所を汚し、私の聖なる名を冒涜したからである。」
・モレクとはカインの神で、雄牛の頭をした青銅の像である。人々が願い事をする時は初子を火で焼いて捧げた。イスラエルの民もこの悪習に染まっていた。
−エレミヤ32:35「ベン・ヒノムの谷に、バアルの聖なる高台を建て、息子、娘たちをモレクにささげた。しかし、私はこのようなことを命じたことはないし、ユダの人々が、この忌むべき行いによって、罪に陥るなどとは思ってもみなかった。」
・口寄せや霊媒を求めることも、神に対する姦淫として厳しく禁止された。
−レビ記20:6「 口寄せや霊媒を訪れて、これを求めて淫行を行う者があれば、私はその者に私の顔を向け、彼を民の中から断つ。」
・10−21節は肉体的な姦淫を戒める規定である。姦淫の罪が死刑に当たる重大なものとして禁止された。
−レビ記20:10-11「人の妻と姦淫する者、すなわち隣人の妻と姦淫する者は姦淫した男も女も共に必ず死刑に処せられる。父の妻と寝る者は、父を辱める者であるから、両者共に必ず死刑に処せられる。彼らの行為は死罪に当たる。」


2.何故、このような罪が死刑になるのか


・通常の刑法と比べ、非常に厳しい刑罰を持って姦淫が禁止されている。それはイスラエルが選ばれた民であるからだとレビ記は記す。
−レビ記20:22-24「あなたたちは私のすべての掟と法を忠実に守りなさい。そうすれば、私があなたたちを住まわせるために導き入れる国から吐き出されることはない。あなたたちの前から私が追い払おうとしている国の風習に従ってはならない。彼らの行為はすべて私の嫌悪するものである。私はあなたたちに言う。あなたたちは彼らの土地を得るであろう。私はそれをあなたたちに得させるであろう。それは、乳と蜜の流れる土地である。私はあなたたちの神、主である。私はあなたたちと諸国の民を分かつ」
・カナンの民は思うまま、欲するままに暮らし、定住後のイスラエルはこのカナンの悪習に染まる。人は誰も安易に流れるからだ。その中で、神の民として生きよと言われている。
−レビ記20:26「あなたたちは私のものとなり、聖なる者となりなさい。主なる私は聖なる者だからである。私はあなたたちを私のものとするため諸国の民から区別したのである。」
・今日の私たちも同じことを命ぜられている。世俗に埋没するな、神の民として生きよ。
−ヨハネ15:19「あなたがたが世に属していたなら、世はあなたがたを身内として愛したはずである。だが、あなたがたは世に属していない。私があなたがたを世から選び出した。だから、世はあなたがたを憎むのである。」
・何故、律法を守って窮屈な生活をしなければいけないのか。それは世の生活には本当の安息はないからだ。
−汽茱2:15-17「世も世にあるものも、愛してはいけません。世を愛する人がいれば、御父への愛はその人の内にありません。なぜなら、すべて世にあるもの、肉の欲、目の欲、生活のおごりは、御父から出ないで、世から出るからです。世も世にある欲も、過ぎ去って行きます。しかし、神の御心を行う人は永遠に生き続けます。」
・世の与える平安が本当の平安ではないことを私たちは知った。だから神の平安を求めるのだ。
−ヨハネ14:27「私は、平和をあなたがたに残し、私の平和を与える。私はこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな。」
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