すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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1.天地創造の始め(1-2節)

・創造の前、「地は形無く、空しく」かった。「形無く、空しく」(=トーフー・ヤボーフー)は旧約聖書で3回(他はエレミヤ、イザヤ)しか使われない特別な言葉である。
―エレミヤ4:23-26「わたしは地を見たが、それは形がなく、またむなしかった。天をあおいだが、そこには光がなかった。・・・人はひとりもおらず、空の鳥はみな飛び去っていた。わたしは見たが、豊かな地は荒れ地となり、そのすべての町は、主の前に、その激しい怒りの前に、破壊されていた。」
・「闇が淵の表にあった」。淵=原始の海=テホーム。創造の前、地は混沌(カオス)であった。

2.光の創造(3−5節)

・そのカオスの中に光が創造された。闇を光が切り裂き、カオス(混沌)が神の言葉によりコスモス(秩序)になる。
―イザヤ9:2「暗やみの中に歩んでいた民は大いなる光を見た。暗黒の地に住んでいた人々の上に光が照った。」
・神はそれを見て「良し」とされた。世界は神の「良し」で肯定されている。イスラエルの民は「捕囚」と言う人の否定の中で、神の良しという「肯定」を聞いた。
―イザヤ49:4「わたしはいたずらに働き、益なく、むなしく力を費した。しかもなお、まことにわが正しきは主と共にあり、わが報いはわが神と共にある」と。
・「夕となり、朝となった」。闇=夕があっても、光=朝が来るから、闇を恐れない。これがヘブル的時間概念である。
―ヨハネ1:5「光はやみの中に輝いている。そして、やみはこれに勝たなかった。」

3.天空の創造(6−19節)

・海から水が集められて大空が造られ(二日目)、水が分離されて地が造られた。その地には植物が生えさせられる(三日目)。
・四日目に太陽や月が造られる。他の民族が拝む太陽も月も被造物にすぎないことが宣言されている。
―イザヤ47:13「かの天を分かつ者、星を見る者、新月によって、あなたに臨む事を告げる者を/立ちあがらせて、あなたを救わせてみよ。」

4.動物の創造(20−25節)

・魚、鳥、地の獣、家畜、這うものの順に創造されていく。

5.人間の創造(26−30節)

・人間は神の形に、男女に、全ての被造物を統治するために、特別なものとして創造された。
―神のかたちに=他の生き物と異なる特別なものとして
―男女に=生み、ふえ、満ちるために
―統治するために=神の委託を受けたものとして
・人間が創造の意味を否定する時、彼は虚無的になり、カオスになる。
―伝道3:18-22「人は獣にまさるところがない。すべてのものは空だからである。みな一つ所に行く。皆ちりから出て、皆ちりに帰る。・・・人はその働きによって楽しむにこした事はない。」
・聖書は、人は意味あるものとして創造されたと主張する。
―イザヤ46:3-4「生れ出た時から、わたしに負われ、胎を出た時から、わたしに持ち運ばれた者よ、わたしに聞け。わたしはあなたがたの年老いるまで変らず、白髪となるまで、あなたがたを持ち運ぶ。わたしは造ったゆえ、必ず負い、持ち運び、かつ救う。」
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